家電口論

2018年10月6日

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多賀一晃 (たが・かずあき)

生活家電.com主宰

スマート家電グランプリ審査員。主催する『生活家電.com』を通じ、家電の新製品情報、使いこなし情報他を発信中。過去、某メーカーでAVメディアの商品企画を担当、オーディオ、光ディスクにも精通。また米・食味鑑定士の資格を有する。水、米、パン、珈琲、お茶の味に厳しい。

なぜ、空気清浄機は、24時間、365日の使用が当たり前なのか?

 ここまでは、日本人が当たり前と思っていることに基づきレポートしましたが、世界との差をもう少し確認してみましょう。

 今、世界各国で、空気清浄機が365日使われる様になったのは事実です。これに影響を与えているのが、空気(大気)汚染の指標となる、空気(大気)質指数と言われる値です。この値は、総合的な大気汚染をそのエリアの人に示すために作られており、採用するか、否かは、行政の判断になります。欧米の多くは、賛同、この数値を出していますが、日本は「光化学スモッグ注意報」など、一部の情報のみ発信しています。いろいろな理由があるにせよ、おかしい話しです。

 ネットだと、日本を含め世界各地の指数を見ることができます。9月20日だと、仙台が175で「Unhealthy(非健康)」の評価がでています。「仙台?」と思いますよね。空気中の汚染物質は、国境がありませんから、隣国からも飛んでくるのです。汚染物質が溜まると日本でもアウトになります。ただし、これは光化学スモッグとイコールではありませんので、天気予報などでは、教えてくれません。

 もし、この様な情報が流れるのなら、毎日スィッチを入れるのかは置いておくとして、COWAYの言う通り、出しっ放しの家電になるでしょう。その地域の気候だけでなく、流通情報も影響を与えていると言えます。

 空調は、温度、湿度のように効果が分かるもの、空気清浄機の浮遊物除去のように効果が分かりにくいものがあります。しかし「世界標準だから売れる」とするのは、日本という地域に対する見方が甘いのではないでしょうか? ただし、だからと言って「イオン発生機」を付けたら「加湿機能」を付けたら必ず売れるというわけではありませんが。

  
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