WEDGE REPORT

2013年12月24日

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ーー温暖化問題で先頭を走ってきたEUは変わるか。

『Luxus Strom』……2013年8月、独シュピーゲル誌は「高価な電気」と題してドイツの再生可能エネルギー政策を特集。その無謀な拡大は消費者に過大な負担を強いており、政府アドバイザーは完全に新しい政策を要求しているとした

 英国の再生可能エネルギー政策は、年間2兆円、2030年までの累積で27兆円ものコストがかかる。こんな政策に持続性はない。ドイツも固定価格買取制度(FIT)などの再エネ拡大政策で電力価格が上がり耐えられなくなってきている。マネーゲームマシーンと化した排出権取引制度(EU−ETS)は完全に死んだ。EUの政策は変わらざるを得ないが、一旦導入された政策には強い政治力が働くのでその速度は失望するほど遅いだろう。

ーー日本の役割は。

 日本は、明治維新以来、世界に類のないスピードで産業化したが、エネルギー消費は英米独に比べ遥かに小さかった。中印には、日本の道を歩んでもらわなければならない。リードできるのは日本だ。日本はCOP17で正しい主張を行って、国際交渉の流れを変えた。外交力もある。

 FITのような、既に欧州で失敗が確認された介入色の強い補助金政策にこだわるのは良くない。安倍首相は先日の演説で技術革新を強く打ち出していた。「第二の明治維新」を為して世界を牽引する考えなのだろうと高く評価している。

◆WEDGE2013年12月号より










 

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