うつ病蔓延時代への処方箋

2013年12月27日

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 長期間にわたりうつ病に苦しんできた人にカウンセリングをする場合は、すべてを受け入れることを心がけます。なぜならば、幼少期に親に甘えていないからです。何回か話を聞いているうちに、思いっきり泣いたり、怒ったりして私を困らせるような行動に出ます。心地よいと言いながらうたた寝する場合もあります。それが何回か続きますが、甘え足りない部分が満たされてくると、これまで我慢してきた怒りや悲しみが出てきますので、それを取り出してやるのです。

 サラリーマンなら上司から文句を言われても耐えます。逆らってもいい方向に行かないと分かっているから。しかし、同僚と飲んで文句を言って気持ちを抑えることをします。うつ病になる人は、上司は自分の為を思っていったのであり悪いのは自分だと思いこんでしまう。だが、心の底では上司に対する怒りが蓄積しているのです。

 溜め込んでいる怒りを吐き出してもらうことで、必ずうつ病は改善していきます。男性は怒り、女性は怒りと悲しみが根底にあります。怒りや悲しみの感情が表出されると、辛かった体験を受入れることができるようになります。次に、うつ病になりやすい完全を求める、がんばり過ぎるなどの性格傾向を変えていきます。するとうつ病は改善し、それまでとは違った人生を歩み始めます。

[特集] 「心の病」にどう向き合うべきか


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