WEDGE REPORT

2014年3月25日

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─日本の若い人が海外で働くと、どうなるでしょうか。

 外資系企業で外国人と競い合えば、多くはひ弱だから、即死する。出世する人は、ほとんどいない。

 日本の場合、下馬評が低く、さほどマークされていない人が強い。その多くは、文部科学省の学習指導要領などによる、プログラムやスケジュールから外れているところで才能を開花させていることが特徴だ。

 スポーツ、音楽、芸術、ゲームなどの分野で、特にティーンエイジャーに多い。海外で早くから鍛えられ、世界のトップレベルが見えている。日本人は目標を与えられたときは強い。明治維新もそうだ。日本人でなく、文科省の指導要領に問題がある、ということだよ。

就職人気ランキングや内定率に一喜一憂

─新卒採用は、どのようにするべきと思われますか。

 私ならば、日本人を雇う場合、22歳の新卒は採用しない。一番本人の潜在力を見るのに向いてない年齢だからだ。日本での教育を受けてきた新卒は、キャラが立っていない。採用するうえでの判断が難しい。もっとキャラが立った人を入れないと、今の時代は会社が滅びる。

 大きな採用方針をいえば、国籍に関係なく、優秀な人を雇う。年齢のターゲットは、1つは28~32歳。新卒で社会に出て5、6年荒波にもまれた頃だろう。社会の厳しさなど悲哀を味わっているほうがいい。

 例えば、月に25万円を稼ぐのに、こんなに大変なのか、と体でわかっているほうがいい。「前の会社でこんな苦労があったけど、こう乗り越えた」と面接で説明をしてほしい。こちらは実務能力や人生に対する取り組み方などの判断がしやすいし、会社の求めているものとのミスマッチを防ぐことができる。

 32歳よりも上の人は、社会人になり、すでに10年以上の月日が経つ。きっと悪い癖が身についている。これを直していくのにまた4、5年かかる。だから、雇うことはしない。

─もう1つの年齢のターゲットは、どのくらいでしょうか。

 ドイツの「デュアルシステム」を意識したもので、12~18歳までの間、ゲームなどの能力が非常に優れた者を雇う。システムや新しい仕事のやり方などを任せたい。ファストフードでアルバイトをやりすぎているような連中はマニュアルを覚え込んで、それを仕事だと勘違いする悪い癖がついているので採ってはいけない。

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