WEDGE REPORT

2014年10月19日

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時間は資源だ

伊藤嘉明(ハイアール・アジア・インターナショナルCEO) 1969年バンコク生まれ。98年米サンダーバード国際経営大学院ビジネススクール卒業(MBA)。93年サーブ自動車総輸入元であるオートテクニックタイランドを最初に、日本アーンスト・アンド・ヤング・コンサルティング、デル、レノボ、アディダス・ジャパン、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントなどで要職を務める。

 ハイアール・アジア・インターナショナル(大阪市淀川区、以下、ハイアールアジア)CEOの伊藤嘉明さん(44)。父親の仕事の関係でタイのバンコクで生まれ育ち、大学は米国で過ごした。職歴も豊富だ。サーブ自動車、日本アーンスト・アンド・ヤング・コンサルティング、デル、レノボ、アディダスジャパン、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントなどを経て、今年2月からハイアールアジアのCEOに就任した。

 現在、ハイアールアジアの本社は大阪にあるが、東京への移転を検討している(※)。伊藤さんの自宅も東京にある。外から眺めることが長かった伊藤さんには東京はどう映っているのか。

(※編集部注:2014年8月1日、ハイアールアジアは丸の内に東京本社を開設し、大阪本社との両本社体制に移行)

 東京の強みは、時間を管理することができることです。私が、バンコクを去る決意をした理由の一つに交通渋滞があります。自宅からオフィスまで距離にすれば3キロ足らずであるにもかかわらず、1時間もかかるということがありました。それに比べて東京はバンコクほどの渋滞はありませんし、公共交通機関を使えば、まず時間に遅れることはありません。

 ビジネスマンにとって時間ほど貴重なものはありません。「時間は資源」だと言っても過言ではないほどです。

 「時間=資源」であるということを東京よりも強く認識しているのがシンガポールだといえるでしょう。例えば、シンガポールのチャンギ空港での出入国は、東京の成田・羽田空港に比べると圧倒的に速い。そうすると、「もう1件アポイントを入れることができる」となるわけです。

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