田部康喜のTV読本

2015年4月8日

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田部康喜 (たべ・こうき)

東日本国際大学客員教授

福島県会津若松市生まれ。幼少時代から大学卒業まで、仙台市で暮らす。朝日新聞記者、朝日ジャーナル編集部員、論説委員などを経て、ソフトバンク広報室長に就任。社内ベンチャーで電子配信会社を設立、取締役会長。2012年春に独立、シンクタンク代表。2015年10月から東日本国際大学客員教授として地域振興政策を研究、同大・地域振興戦略研究所副所長を兼務。

 「まれ」の放映は、BSプレミアムでは、早朝の7時30分からである。その直前に、「あまちゃん」の再放送がある。

 海辺の地区に住む希といい、輪島編の後にパティシエの修行にでる首都圏編があることといい、「あまちゃん」の展開を彷彿(ほうふつ)とさせる。冒頭で紹介したアナウンスシーンからして、天野アキが住む袖が浜の情景を思い浮かばせる。

 ドラマで登場する菓子は、東京・自由が丘で店舗を構える辻口博啓による。世界的なパティシエの辻口はドラマの舞台となっている石川県出身である。その菓子の数々はドラマに彩(いろどり)をつけていくことだろう。

 映画やドラマのスタッフに、フードコーディネーターの文字が大きくエンドロールに出るのは最近のことではないだろうか。

 フィンランドを舞台にした映画「かもめ食堂」(2006年)で、鮭の定食やおにぎりなどをアレンジした飯島奈美。新宿が舞台の「深夜食堂」(2009年)の親しみやすい和食も手掛けている。

 希がどんなスイーツを作り上げるのか。それには、彼女の成長の物語が重なっていくのだろう。

  
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