WEDGE REPORT

2017年3月2日

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 「巨悪の出どころは、強さではなく、弱さである。目をそらす弱さが、ときに、さらに弱い人への暴力になり得る。だから、まずは自分が、目をそらさずに見つめること。特殊な状況を描いた映画ですが、そこから浮かび上がるメッセージはとても普遍的で共感できて、自分の糧にしたいと感じるものでした」

 「ちなみに、衛生状態のよくない場所では粉ミルクはリスクとなり、液体ミルクの普及が本気で命を救えることも良く分かる内容となっていますよ」

 弱さは誰の中にもあるものだろう。この映画で描かれる事実は「遠くの貧しい国で起こったこと」ではない。

 フセイン氏の告発はすでに20年近く昔のことだ。しかし作品を最後まで観れば、この問題が昔のことではなく、今現在も続いていることがわかるだろう。

*編集部より:1ページ目最終段落を、より正確な表現に改めました(2017/03/06 11:31)

『汚れたミルク/あるセールスマンの告発』
© Cinemorphic, Sikhya Entertainment & ASAP Films 2014
3/ 4(土)より、新宿シネマカリテほかで全国順次ロードショー。

  
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