赤坂英一の野球丸

2017年3月15日

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赤坂英一 (あかさか・えいいち)

スポーツライター

1963年、広島県生まれ。86年に法政大学文学部卒業後、日刊現代に入社。88年より、スポーツ編集部でプロ野球取材を担当。同社勤務のかたわら週刊誌、月刊誌で、スポーツを中心に人物ノンフィクションを多数執筆してきた。最新刊『すごい!広島カープ 蘇る赤ヘル』(PHP文庫、『広島カープ論』増補改訂版)が重版出来で2万部突破。ノンフィクション『失われた甲子園記憶をなくしたエースと1989年の球児たち』(講談社)が第15回新潮ドキュメント賞にノミネートされた。ほかに『プロ野球「第二の人生」 輝きは一瞬、栄光の時間は瞬く間に過ぎ去っていった』(講談社)『最後のクジラ――大洋ホエールズ・田代富雄の野球人生』(講談社)『プロ野球コンバート論』(PHP研究所)など。

 振り返れば、06年第1回大会は、「本気でやっているのは日本と韓国とキューバだけ」と揶揄されていた。09年第2回大会以降も本場メジャーリーグのスター選手はほとんど参加せず、13年第3回大会前は日本の選手会も収益金の配分に不満を唱え、一時不参加を表明したほど。が、「これからはどこの国もいままで以上に真剣に勝ちにくるはず」と日本代表に参加した経験を持つ日本の球界OBが、苦笑交じりにこう言っていた。

強敵は増える、選手集めは思うようにならない

 「今大会では日本のライバル韓国が1次ラウンドで敗れ、キューバも苦戦が続いている。そのスキを突くようにイスラエルが台頭し、1次ラウンド・A組で3連勝した。もともと地力のあるC組のドミニカ、D組でメキシコをくだしたイタリアも侮れない。自分たちも世界一になれるチャンスがあるという手応えをつかんだからには、今大会だけでなく将来的にも、もっとWBCやオリンピックに本腰を入れてくるだろう。だから日本ももっと代表チームを強化するべきなんだが、これがなかなか難しそうなんだ。例えばの話、日本ハムの大谷翔平も、メジャーに行っちゃったら、侍ジャパンに参加するかどうか」

 強敵は増える、選手集めは思うようにならない、それでいてプレッシャーは大きくなる一方となると、侍ジャパンの監督も大変だ。そうした事態を見据えてか、「一番いいのは、(今後は)もう隠居したような人を監督にしたらいいんだよ」と発言していたのは、第1回の監督を務めた王貞治・ソフトバンク球団会長である(3月7日付日刊スポーツ)。

  
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