幕末の若きサムライが見た中国

1862年、高杉晋作ら幕末の若者は幕府が派遣した千歳丸に乗り込み、激浪の玄界灘を渡って上海に向った。上海の街で高杉らは自分たちが書物で学んだ中国とは異なる“リアルな中国”に驚き、好奇心の赴くままに街を「徘徊」し、文人や役人などと積極的に交流を重ね、貪欲なまでに見聞を広めていった。明治維新から数えて1世紀半余が過ぎた。衰亡一途だった当時とは一変して大国化への道を驀進する中国と日本との関係を考えるうえでヒントになろうかと思う。(写真:近現代PL/アフロ)