「世界情勢」の最新記事一覧
-
2024/04/26 西山隆行
米国政治で最も大きな論争を巻き起こすのは人工妊娠中絶である。大統領選挙では、バイデン大統領が積極的に争点化しているのに対し、トランプ候補は、岩盤支持層へ自らの功績をアピールする一方、穏健な有権者へ配慮する微妙なバランスを迫られている。
-
2024/04/26 岡崎研究所
停電、慢性失業、国家汚職、犯罪、哀れな経済成長、通貨の下落と、悪いニュースばかりがここ数年続いてきた南アフリカが最近、幾つかの点で好転している。政治家として評価されるラマポーザ大統領の手腕が試される時が来ている。
-
2024/04/25 岡崎研究所
トランプ再選があり得る中、米国の核の傘がなくなり、NATOも日米安全保障条約も従前の様に機能しなくなる状況に対して、どう対処するべきか。我わが国としても欧州諸国と同様、真剣に考える必要がある。
-
2024/04/24 佐々木伸
イスラエルとイランの軍事攻撃は、全面戦争を避けるように“手打ちのための攻撃”の色彩が強く、軍事大国同士の衝突拡大の危機は当面、回避されたようだ。今回の応酬で誰が勝利したのか、その収支を計ってみた。
-
2024/04/24 岡崎研究所
フランスのマクロン大統領がウクライナへの部隊派遣を排除しないとした発言は、ロシアの脅威に対する欧州内での温度差、アプローチの違いが浮かび上がってくる。欧州独自の抑止力についての議論が出ているが、その難しさを痛感させられる。
-
2024/04/23 山崎文明
著名人の名前や写真を広告に使用し、投資などに勧誘する「なりすまし詐欺」で、ZOZOの創業者の前澤友作氏が米国のMeta社を告訴するとしている。こうした訴訟は他国でもすでに行われている。Meta社の主張はどうなのか。「利用規約」から探ってみ…
-
2024/04/23 岡崎研究所
トルコの地方選挙で、最大野党のCHPがエルドアンの党であるAKPに地滑り的な勝利を収めた。エルドアンは最大の脅威であるイスタンブール市長の追放に失敗し、5大都市すべてで敗北。28年の大統領選への動きが注目される。
-
2024/04/22 長尾 賢
イーロン・マスク氏が4月中にインドを訪れ、インドのナレンドラ・モディ首相と会い、インドへの大型投資を発表する模様だ。思惑は何だろうか。モディ首相にとっては、4月の選挙のためとの見方も強いが、安全保障に貢献する側面もある。
-
2024/04/22 岡崎研究所
バイデン政権がウクライナによるロシアの製油所に対するドローン攻撃の停止を要求したと伝えられている。米国がウクライナのハイテクの技術であるドローン作戦に掣肘を加える立場にはない。最小限出来ることはウクライナの邪魔をしないことである。
-
2024/04/19 岡崎研究所
イスラエル軍はダマスカスのイラン大使館の領事部を空爆、イランの革命防衛隊の3人の幹部らが死亡した。イラン本土を攻撃することに限りなく近いといえ、ネタニヤフはレッドラインを越えたように思われる。
-
2024/04/18 岡崎研究所
トランプ政権時のUSTR代表が、保護主義を増大すべき経済上、地政学上、道徳上の理由を主張した。巨額の貿易赤字は米国の経済成長の足を引っ張り、持続的な貿易黒字国は世界の需要を人為的に低下させるといったものだが、時代錯誤の議論と言わざるを得な…
-
2024/04/17 冷泉彰彦
大谷翔平選手の銀行口座から、多額の金額をギャンブルの負債返済に流用した水原一平氏の事件の概要が明らかとなった。大谷選手自身は違法行為に関与していないことだが、大谷選手の今後について、全く何もしないで良いということはない。
-
2024/04/17 岡崎研究所
モスクワで起きた大規模テロの本質は、これまでアフガニスタンを拠点としたローカルなイスラム過激主義グループと思われていたISIS-Kの活動の活発化と国際化の脅威である。特に今夏のパリ・オリンピックは要注意とされている。
-
2024/04/16 岡崎研究所
ベトナム共産党が国家主席の辞任を公表した。突然の発表に、外国投資家の心理に影響が出ることが懸念されるだけでなく、各種プロジェクトの承認がこれまで以上に遅延する恐れが高くなると思われる。
-
2024/04/15 岡崎研究所
米国政府がTikTokの米国内での事実上の禁止、日本製鉄によるUSスチール買収への反対を表明しているが、この間には矛盾がある。USスチールや米経済への経済的メリットが、米国の関係者に十分理解されていないことに懸念を覚える。
-
2024/04/12 岡崎研究所
台湾では、トランプが国際場裏で「孤立主義」政策を見せていることから、警戒心を有している。頼清徳次期政権は、台湾海峡の緊張を緩和するためには、米国や近隣諸国と対中脅威を共有し新たな戦略を立てることになりそうだ。
-
2024/04/11 佐々木伸
イスラエルによるシリアのイラン大使館爆撃に対するイランの報復攻撃が切迫してきた。そうした中でイスラエルが占領中のゴラン高原の駐留部隊が狙われるとの見方が急浮上。「全面戦争に発展させずにメンツを保つ」イラン側の苦肉の策だ。
-
2024/04/11 岡崎研究所
ドイツにおいて、米国の核抑止への不安から、これに代わる核抑止の議論が活発化している。問題設定は日本にも言えることで、欧州と東アジアの安全保障環境を対比すると、多くの共通点もある。
-
2024/04/10 岡崎研究所
冷戦時代、アフリカの国々は、しばしば西側かソ連のいずれかに援助や武器、投資を引き出した。最近は、中国や、ブラジル、インド、トルコといった中堅大国も進出し、UAEとサウジアラビア、カタール参戦。影響力争いは、戦争の火種にもなりかねない。
-
2024/04/09 山崎文明
LINEヤフーは、23年10月に起きた個人情報流出について、再発防止策などをまとめた報告書を提出した。大株主の韓国IT大手「NAVER」との資本関係見直しを働きかけていく。情報漏洩を繰り返す企業体質は改善することができるのか。
|
|