「世界情勢」の最新記事一覧
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2024/11/06 岡崎研究所
ゼレンスキーは10月、「勝利計画」なるものを説明し、ロシアに交渉のテーブルに付かせるための計画だとしている。プーチンがコストに見合わない戦争と思うのでなければ交渉に応ずるはずはなく、西側はそのための支援が必要だ。
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2024/11/05 岡崎研究所
ポーランドの中道派トゥスク首相が移民の庇護申請権を停止すると公表した。今や、ヨーロッパにおいて移民問題は、反政府右派だけが提起する問題ではなく、多くの国で最重要政治課題になっている。
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2024/11/04 岡崎研究所
リアリストとして米国が対外関与を抑制すべきと考える人は、トランプとバンスを支持すると考える向きもあるかもしれない。しかし、トランプはリアリストではなく、「イズム」があるとすれば、ナルシシズムに他ならない。
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絵画のヒストリア⑯
2024/11/03 柴崎信三森鴎外は留学先のミュンヘンで出会った日本人画家、原田直次郎が才色にあふれた女性との恋を素材に『うたかたの記』を書いた。たまたま当地で遭遇した国王ルートヴィヒ2世の不可解な溺死という事件が、大きな飛躍へのモチーフをかたち作った。
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2024/11/02 冷泉彰彦
衆議院総選挙で自公が大きく過半数を割り、提携による少数与党内閣が成立する可能性も出てきた。議院内閣制を採用した国としては、かなり珍しいケースとなるが、この際、少数与党という体制を実験的に進めてはどうかと思う。
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2024/11/01 岡崎研究所
欧州議会における演説で、欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長が、ロシアとの関係を中心にハンガリーのオルバン首相の行動を厳しく非難した。先例のない演説と言える。
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2024/10/31 岡崎研究所
イランはイスラエルの挑発に対してミサイルで反撃しているが効果を上げていないばかりか、イスラエル側はより真剣にイランの体制の崩壊を考えている。しかし、イランは退くことはなく、イランの直面する状況はますます悪化するだろう。
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2024/10/30 岡崎研究所
フィナンシャル・タイムズ紙がストルテンベルグ前NATO事務総長にインタビューし、ロシアのウクライナ侵攻や米国のトランプ政権との関係について回想した。ウクライナのNATO加盟への課題も指摘している。
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2024/10/29 吉永ケンジ
北朝鮮の公式メディア「朝鮮中央通信」が北朝鮮領空に侵入し、捕獲された無人機を解析した調査結果を発表した。発表した情報から、平壌上空を飛行した無人機は韓国軍のものであった可能性が大きい。
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2024/10/29 岡崎研究所
ウクライナや中東での戦争に世界の耳目が集まる一方、中露両国による北極圏の軍事化が着実に進行している。2000年代後半から軍事活動は徐々に活発化し、いまや冷戦の復活のような様相を呈している。
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2024/10/28 岡崎研究所
中国の出生率は1.08と、少子高齢化が進み、人口が減少している。中国政府によるさまざまな取り組みは機能していないものの、世界各国が講じる「移民」という対策にも動こうとしていない。
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2024/10/25 長尾 賢
インドと中国が陸上国境における国境パトロールについて合意し、2020年の衝突以来続いてきた緊張を解くことになったようだ。モディ首相と習近平主席の首脳会談も行われた。この合意と会談はどのような意味を持っているのか。
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2024/10/25 岡崎研究所
アンワール首相は西側の記者や政府のお気に入りで、マレーシアの政治を自由化できる人物だと持ち上げられていたが、権力を握ると全く異なる指導者となった。西側は、アンワールを誤解していた。なぜ、間違ったアジアの指導者を支持してしまうのか。
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2024/10/24 岡崎研究所
イスラエルのレバノンに侵攻は中東全域、特に日本が原油輸入の90%以上を依存するペルシャ湾地域に悪影響を及ぼす可能性も否定できない。最大の問題は、イスラエルの戦略目標が見えないことである。
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2024/10/23 岡崎研究所
ソ連崩壊後、中国は総力を挙げてソ連・東欧の共産党政権の崩壊の原因究明を行った。そこで、3つの教訓を得て、今もそれらを守り続けている。その根底には、指導者の習近平が中国もソ連のように崩壊することを恐れていることにある。
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2024/10/22 岡崎研究所
プーチンは現行の核ドクトリンよりもかなり広い範囲で核威嚇を行ってきた。国家安全保障会議での発言はそれが具体化の段階に入っていることを意味する。プーチンが示唆した核ドクトリン拡大の注目点は二つあり、四つの気づきがある。
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2024/10/21 岡崎研究所
トランプは関税を万能策と考えているが、「米国民、米国経済、そして世界にとって」毒薬になると主張している。関税は消費者に転嫁され、家計には年間2600ドルのコスト増になり、雇用に悪影響を与えて輸出は減少、貿易赤字とインフレの引き上げになる。
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2024/10/19 佐々木伸
米大統領選の帰すうがイスラエルのネタニヤフ首相に握られている構図が鮮明になってきた。大統領選はイスラエルのパレスチナ人への攻撃をめぐってユダヤ系が支持、アラブ系が反対しているが、僅差で勝敗が決まる接戦州がこの影響をもろに受けるからだ。
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2024/10/18 吉永ケンジ
北朝鮮がロシア側としてのウクライナ戦争参戦との情報が出ている。北朝鮮に居住する現地協力者に確認したところ、昨秋から数十人規模の弾頭ミサイル技術者が往来し、今年8月末に少なくとも数百人規模の工兵部隊がロシアに渡ったことが明らかになった。
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2024/10/18 岡崎研究所
中国の軍事活動の規模はますます大きくなり、訓練から大規模な演習へ、演習から戦争へと移行するタイミングを見極めるのが難しくなっている。中国が戦争の閾値以下で軍事的動きを徐々に拡大しており、台湾や米国の防衛への課題となっている。
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