中国の南シナ海戦略と核戦略

中国はパラセル（西沙）諸島の北島の将来の軍事施設支援に向けた港湾の準備を含む軍事化を継続している。これは、何十年にもわたって中国が展開してきた地域海洋戦略の一環である。

海上自衛隊最大の護衛艦「いずも」と陸自をコラボ…

南シナ海の平和と安定に寄与する陸上自衛隊

今後、南シナ海を巡行する「いずも」に陸上自衛隊の地対艦ミサイル部隊が乗艦し、寄港地において共同訓練や能力構築支援を行うことは、南シナ海の平和と安定に大いに資することとなる。

トランプ政権が南シナ海ですべき5つのこと

トランプ政権が南シナ海の戦略を見直すことを提言し、その際に留意すべき原則。

南シナ海問題でロシアを利用する中国

海軍合同演習から考える

9月12日から19日の間、南シナ海において中ロ海軍合同演習が実施された。「海上連合」と呼ばれるこの合同演習は2012年から毎年行われているが、南シナ海で実施されたのは初めてだ。

中露合同演習はなぜ南シナ海で行われたのか

「海上連合2016」を読む

9月12日から19日に掛けて、中国とロシアは「海上連合2016」と題する共同演習を南シナ海で実施した。その実態は如何なるもので、狙いは何であったのか――。

個別交渉でASEANの切り崩しを狙う中国

南シナ海問題

糸口の見えない南シナ海問題。次なる中国の一手は、フィリピンをはじめとする力の劣る近隣海諸国と個別の二国間合意を結ぶことだ。

あらゆる正面で閉塞状態の中国

豪州が今後数十年の間地政学上の引火点になる可能性がある。豪州にとり21世紀はそう幸運な時代にはならないかもしれない。

南シナ海で中国に対抗へ鍵を握る3国

インドネシア、マレーシア、フィリピンがスールー海、セレベス海で共同パトロールを実施するとの構想は、実現できれば極めて有益だ。

南シナ海問題で台湾を抱き込みたい中国

中国としてはと「共闘」を探るが、蔡政権としては、あくまでも「太平島」の主権問題は、9段線とは別という対応をしている。

尖閣に押し寄せる大量の中国船、東シナ海と南シナ…

日本と中国は、双方とも「相手が自分をけん制している」と考えている。そして中国は、中国に対するけん制など効かないということを実力で証明しようとしているのだ。

中国の「南シナ海」判決無視には強硬な対応を

ハーグは中国に対し判決を下した。それを執行する時だ。中国が無視すれば、強硬に対応すべし。

南シナ海問題、裁定を「紙くず」と切り捨てる中国

「アメリカ黒幕説」を展開する理由

仲裁裁判所の裁定の内容は、事前に中国側も察知していたものの、その衝撃はやはり大きかったようだ。中国政府やメディアは、総力をあげて猛反発している。

南シナ海に迫る「キューバ危機」、試される安保法制

2012年に中国がフィリピンから実効支配を奪ったスカボロー礁。ついに今夏から戦略的埋め立てか開始されるようだ。日本が集団的自衛権を行使する時がくるのか。

比新大統領就任、南シナ海は「中国の湖」となって…

米比同盟は不透明、日本の役割は大きい

現状の否定を掲げるドゥテルテ大統領の下で、フィリピンの対外政策も大きく変わる可能性がある。地域安全保障の観点からは、南シナ海問題にどのよう対処するかに注目が集まっている。

南シナ海に「浮かぶ原発」 中国の原子力開発の…

中国は南シナ海で建設する人工島に浮動式原子力発電所の配備をもくろんでいる。その数は、なんと20隻にも及ぶとされている。

南シナ海問題には長期戦で臨め

中国は南シナ海に戦闘機などを配備し軍事化を続ける。南シナ海問題は重要貿易路の航行の自由に関わり、米中間の長期的競争の一部として軍事的覚悟を持って臨むべきである。

中国が南シナ海に原発を建設する意味

南シナ海で行う活動に電力を供給するため、中国が海上浮動式の原子力発電所を建設する計画である。

南シナ海問題、米中対決を恐れるな

南シナ海問題に関する米中対立は、過去3年間の積み重ねにより、先鋭化しつつある。ハーグ仲裁裁判所の判決によっては、米中の緊張が最高潮に達する可能性もある。

南シナ海問題には“中国対世界”で臨め

南シナ海問題では、均衡戦略と法の支配戦略が功を奏しておらず、それよりも中国の戦略がより成功しており、この現状を変えるためには「中国対世界」で臨む必要がある。

中国が16年南シナ海支配を強化する理由

2016年は中国がますます南シナ海における実効支配を強化しようとするため、緊張が激化するだろう。しかし、なぜ中国はこの時期に実効支配強化を図ろうとしているのか。