今月の旅指南

2011年4月28日

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辻 一子 (つじ・いちこ)

岡山県生まれ。フリーライター。旅行会社のPR誌の編集者を経て、1998年からフリーランスに。旅の雑誌を中心に活躍。

 伊勢神宮内宮のお膝元におとぎの国のような花園があることをご存じだろうか。およそ300坪の庭園に約150種、450株のバラが咲き乱れる「神宮ばら園」だ。

 つるバラのトンネル・アーチをくぐって園内に入り散策道を歩けば、色とりどりの色や形、香りをもつバラが出迎えてくれる。赤ちゃんの頭ほどの大きさの花を咲かせる「花音〔かのん〕」や「月光」、米粒大の小さな花をいっぱいつける世界一小さなバラ「ピンクジュエルス」、ビロードのような質感の「パパメイアン」や紅茶色の「ブラックティー」など、それぞれ個性があって見飽きることがない。

常陸宮妃華子さまの名を冠した「プリンセス・ハナコ」

 ソプラノ歌手のマリア・カラス、宝塚歌劇団の天津乙女〔あまつおとめ〕、アメリカ大統領リンカーンなど、世界の著名人にちなんだ名を持つバラもある。なかでも、神宮ばら園最大の魅力は、「プリンセス・ミチコ」「プリンセス・マサコ」など、皇族女性の名を冠した美しいバラが十数種も鑑賞できること。特に、常陸宮妃華子〔ひたちのみやひはなこ〕さまの名を冠した新品種のバラ「プリンセス・ハナコ」はここでしか見られない貴重なバラだ。

 「春のばら展」の開催中は、バラ栽培の相談や苗の販売コーナーも開かれるので、ガーデニングに興味のある人は必見。伊勢神宮参拝の帰りに、艶やかなバラの姿と香りを楽しんでみてはいかがだろう。

神宮ばら園 春のばら展
〈開催日〉2011年5月20~22日
〈開園時期〉春5月中旬〜6月上旬、秋10月下旬〜11月上旬 入園料無料
〈会場〉三重県伊勢市・神宮ばら園(近鉄山田線宇治山田駅からバス)
〈問〉神宮会館 0596(22)0001
http://www.jingukaikan.jp/

 

◆ 「ひととき」2011年5月 号より

 

 

 

 

 

 
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