今月の旅指南

2011年4月28日

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辻 一子 (つじ・いちこ)

岡山県生まれ。フリーライター。旅行会社のPR誌の編集者を経て、1998年からフリーランスに。旅の雑誌を中心に活躍。

特別展「手塚治虫のブッダ展」

 『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『火の鳥』など数々の名作を残し、“漫画の神様”と称された手塚治虫〔てづかおさむ〕。そんな手塚が晩年、10年以上の歳月をかけて制作した大作『ブッダ』と、本物の仏像が共演する、珍しい展覧会が東京国立博物館で始まる。

 漫画『ブッダ』は、仏教の開祖で“釈迦”“仏”“ブッダ”などと呼ばれる釈迦族の王子、シッダールタの生涯を、手塚治虫独自の解釈で描いた物語である。

 今回の展覧会では、その漫画『ブッダ』の直筆原画約50点と、重要文化財を含む日本やガンダーラの仏像約20点によって、ブッダの生涯をたどっていく。

 たとえば、摩耶〔まや〕夫人の脇の下から生まれたとか、生まれてすぐに歩いて天地を指さしたなどという、ブッダ誕生の伝説の場面は、手塚治虫漫画全集の「ブッダ第2巻表紙画」と重要文化財「摩耶夫人像(飛鳥時代、東京国立博物館所蔵)」を並べて紹介。また、80歳でこの世での生涯を閉じた場面は、「ブッダ第14巻表紙画」と重要文化財「仏涅槃〔ねはん〕像(鎌倉時代、奈良県・岡寺所蔵)」などで紹介する。

 手塚が描いた直筆漫画が一緒に展示されることで、ブッダの生涯や仏像がグッと身近に感じられそうだ。

特別展「手塚治虫のブッダ展」
〈開催日〉2011年4月26日~6月26日
〈会場〉東京都台東区・東京国立博物館(山手線上野駅下車)
〈問〉03(5777)8600
http://www.budda-tezuka.com/

◆ 「ひととき」2011年5月 号より

 

 

 

 

 

 
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