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2018年7月20日

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本多カツヒロ (ほんだ・かつひろ)

ライター

1977年横浜生まれ。2009年よりフリーランスライターとして活動。政治、経済から社会問題まで幅広くカバーし、主に研究者や学者などのインタビュー記事を執筆。現在、日刊サイゾーなどに執筆中。ブログ:http://golazo-sala.cocolog-nifty.com/pinga/

玄米や大麦、注目の未精製穀物

 「1日3食きちんと食べる習慣が身についたら、今度は主食、主菜、副菜を意識する。忙しいビジネスパーソンは、時間の節約や経済性からも、つい『今日のお昼は〇〇だけにしよう!』ということもあるかもしれません。そんなふうに、おにぎりだけ、鶏の唐揚げだけ、カップラーメンだけ、盛りそばだけ……というのを卒業しましょう。主食を選ぶときには、ジェフさんが実践しているような玄米や大麦などの未精製の穀物を取り入れてみるのもおすすめです」

 「昨今、欧米を始め注目されている未精製の穀物。お米も植物の種なので、精米をしなければ、水に漬けると胚芽から芽が出てきます。白米は、この発芽のためにつかわれるエネルギーとなるデンプンが詰まった胚乳の部分。胚乳(白米)の周りには本来、胚芽と糠の層があって、表面は水を弾くようにロウ層で覆われています。これが玄米です」

 「糠や胚芽の部分に、食物繊維やビタミン、ミネラルが含まれています。この部分を通常は精米で捨ててしまっているのですよね。小さなお米の中のわずかな栄養素というふうに感じるビジネスパーソンもいるかもしれませんが、毎日食べるものは微量であっても何十年分の蓄積はきわめて大きいと言われています。だから、毎日の食事は、じつはとても大切です。常に細胞分裂している明日の自分をつくるし、何十年か先のあなたの健康をつくります」

 「それから『玄米は硬いから食べづらい』とか、『味が苦手』という声を聞きます。しかし、それは少し昔の話かもしれません。現在では精米の技術と、炊飯器の進化によって、白米感覚で炊けて、白米のように食べやすい玄米が各メーカーから販売されていて、人気が出ています。また、玄米をクリーム状にして、パンやパスタに加工したり、サラダのドレッシングに玄米ピューレをベースに使ったりと、料理人の知恵と腕とともに玄米の食べ方が研究されていて、以前よりもおいしい玄米生活’が身近になってきました」

 「玄米の一番のメリットは豊富な食物繊維です。玄米の食物繊維は、胃や腸を通る時に物理的な刺激をし、腸に溜まっている老廃物や毒素を絡め取り、排便を促します。快便は、頭をクリアにしますから忙しくてもきちんと排便をすることはビジネスパーソンにとってはとても大切です」

 「それから、朝食で食物繊維が豊富な穀物を取ると、次の昼食で満腹まで食べることを防ぐ(食欲を抑える)という効果があることがわかっています。これは、セカンドミール効果といわれ、海外の肥満指導でも使われているテクニックの一つです。主食を抜いて健康気分に浸るのではなく、きちんと食べて自分自身最高のパフォーマンスを発揮してみませんか。まずはご飯とメインのおかずと、野菜や海藻、キノコなどの小鉢をひとつ以上揃えるイメージで、なるべく多種類の食材を組み合わせながら3食を規則正しく食べてみる。バランスのいい食習慣と良質な睡眠の生活サイクルができたら、ビジネスと人生と両方で、勝利の女神がきっと微笑んでくれますよ」

 夏を境に、自らの食事革命に挑戦してみるのはどうだろうか。
 

  
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