今月の旅指南

2011年5月27日

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狩野直美 (かのう・なおみ)

東京生まれ。フリーライター。旅行業界誌の記者・編集者を経て、1994年からフリーランスに。主に海外旅行関連誌、ウェブマガジン等に記事を執筆中。

 アメリカの首都ワシントンDCにあるワシントン・ナショナル・ギャラリーから珠玉の名作がやってくる。

 約12万点の西洋美術コレクションで知られる同ギャラリーへは、毎年500万人を超える美術ファンが世界各地から訪れる。そのファンのお目当てのひとつが収蔵作品400点を数える印象派とポスト印象派の作品群だ。

エドゥアール・マネ 「鉄道」
1873年 油彩・カンヴァス
©National Gallery of Art, Washington
Gift of Horace Havemeyer in memory of his mother, Louisine W. Havemeyer

 今回の展覧会では、モネ、マネ、ルノワール、ドガ、セザンヌ、ファン・ゴッホ、ゴーギャンなど日本でも人気の高い作家の作品を中心に全83点が紹介されるが、そのうち約50点は日本初公開となる。

 特筆すべきなのが、マネの「鉄道」、モネの「揺りかご、カミーユと画家の息子ジャン」と「日傘の女性、モネ夫人と息子」、ルノワールの「踊り子」、セザンヌの「赤いチョッキの少年」など、常設コレクションの作品が9点も含まれることで、これは極めて稀なことである。

 ワシントン・ナショナル・ギャラリーの膨大な収蔵作品はすべて一般市民の寄贈によって成り立っている。まさに、アメリカ市民によるコレクションの頂点を、日本に居ながらにして鑑賞することができるのだ。

 

ワシントン・ナショナル・ギャラリー展 印象派・ポスト印象派 奇跡のコレクション
〈開催日〉2011年6月8日~9月5日
〈会場〉東京都港区・国立新美術館(東京メトロ千代田線乃木坂駅下車)
〈問〉03(5777)8600
http://www.ntv.co.jp/washington/

◆ 「ひととき」2011年6月号より

 

 

 

 

  

 
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