今月の旅指南

2018年10月23日

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狩野直美 (かのう・なおみ)

東京生まれ。フリーライター。旅行業界誌の記者・編集者を経て、1994年からフリーランスに。主に海外旅行関連誌、ウェブマガジン等に記事を執筆中。

 昭和から平成へと時代が変わった1980年代。サブカルチャーの隆盛やバブル景気に沸く社会情勢を背景に、美術の世界でも若手アーティストたちが自由奔放な表現法を生み出していった。それから30年以上経った今、日本の現代美術の転換期でもあった時代を振り返る展覧会が開かれる。

 会場には、全国の美術館やギャラリーから、80年代に活動し足跡を残した65人の作家たちの作品約100点が集合。絵画や彫刻、陶芸、写真、版画などさまざまなジャンルで、当時の活気あふれるアートシーンが再現される。

日比野克彦 《BJ.MACKEY》 1982年 岐阜県美術館蔵

 段ボールを素材にした作品で鮮烈なデビューを飾った日比野克彦をはじめ、ダイナミックな造形で彫刻の新たな可能性を示した松井紫朗、〝関西ニューウェイブ〟と呼ばれ巨大な立体作品で注目を集めた中西學、色彩で場を構成する抽象表現法「カラーフィールドペインティング」の日本の先駆者となった根岸芳郎らによる、80年代を象徴する作品が鑑賞できる。

 本展では、作品を1980年から1年ずつ、制作された年ごとに展示。作家の当時のポートレートや雑誌、パンフレットなどの資料もあわせて紹介する。〝アート〟という言葉が広く使われるようになっていった、あの時代の空気に浸ってみたい。

ニュー・ウェイブ 現代美術の80年代
 <開催日>2018年11月3日~2019年1月20日
 <開催場所>大阪市北区・国立国際美術館(大阪環状線福島駅下車)
   <問>☎06-6447-4680
   URL:http://www.nmao.go.jp/index.html

*情報は2018年9月現在のものです。料金・時間・休館日などの詳細は、お出かけの際、現地にお確かめください

  
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◆「ひととき」2018年11月号より

 

 

 

 

 

 

 
 


 


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