今月の旅指南

2012年3月23日

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狩野直美 (かのう・なおみ)

東京生まれ。フリーライター。旅行業界誌の記者・編集者を経て、1994年からフリーランスに。主に海外旅行関連誌、ウェブマガジン等に記事を執筆中。

 ロシア、サンクトペテルブルクにある“美の殿堂”エルミタージュ美術館から、名画の数々がやってくる。女帝エカテリーナ2世のコレクションを基に設立されたエルミタージュ美術館には300万点を超える収蔵品があるが、今回展示される89点は、ほとんどが常設展示作品。エルミタージュの顔ともいうべき名作が、日本で見られるまたとない機会となる。

 会場では、16~20世紀までの絵画を各世紀に分け、時代を象徴するキーワードとともに展示。「17世紀:黄金の世紀」では、フランドル美術のルーベンスやヴァン・ダイク、それにオランダ絵画のレンブラント、「19世紀:進化する世紀」では、ロマン派のドラクロワ、印象派のルノワールやモネなど、各時代の代表的な傑作が一堂に会する。まさしく西欧絵画の400年を名画で振り返る構成だ。

ペーテル・パウル・ルーベンス  《虹のある風景》  1632年頃−1635年 ©Photo : The State Hermitage Museum, St. Petersburg, 2012

 特に注目されるのが、20世紀の巨匠マティスの「赤い部屋(赤のハーモニー)」。一度は“青のハーモニー”として描かれたものを、マティスが発表直前に手直ししたエピソードを持つ。そんな巨匠こだわりの“赤”をぜひ間近で眺めてみたい。


大エルミタージュ美術館展 世紀の顔・西欧絵画の400年
<開催日>2012年4月25日~7月16日
<会場>東京都港区・国立新美術館(東京メトロ千代田線乃木坂駅下車)
<問> 03(5777)8600
http://www.ntv.co.jp/hermitage2012/
 

◆ 「ひととき」2012年4月号より



 

 

      

 
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