今月の旅指南

2016年6月24日

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狩野直美 (かのう・なおみ)

東京生まれ。フリーライター。旅行業界誌の記者・編集者を経て、1994年からフリーランスに。主に海外旅行関連誌、ウェブマガジン等に記事を執筆中。

 20世紀を代表する芸術家の一人、サルバドール・ダリ。シュルレアリスムの奇才として、今も世界中のアートファンを魅了し続ける多彩な作品を集めた、日本では過去最大規模の作品展が開かれる。

サルバドール・ダリ 《奇妙なものたち》
1935年頃 ガラ=サルバドール・ダリ財団蔵
Collection of the Fundació Gala-Salvador Dalí, Figueres
©Salvador Dalí, Fundació Gala-Salvador Dalí, JASPAR, Japan,2016.

 ダリの本格的な回顧展が日本で開催されるのは約10年ぶりのこと。スペインのガラ=サルバドール・ダリ財団、アメリカのサルバドール・ダリ美術館などから来日する主要作品に、国内所蔵の作品を加えた約200点を通して、ダリの創作活動の軌跡をたどる。

 ポスト印象主義の影響を受けた初期作品から、古典芸術に回帰した晩年の作品まで年代順に構成。柔らかい時計などダリが好んだモチーフを散りばめた「奇妙なものたち」、日本への原爆投下に衝撃を受けて制作した「ウラニウムと原子による憂鬱な牧歌」など、主要作品が一堂に会する。

 スペイン・カタルーニャ地方のフィゲラスで生まれたダリは、スペイン、フランス、そして亡命先のアメリカで映画や演劇、ファッションなどジャンルを超えた創作活動を展開、独創的な世界観を広げていった。会場では油彩に加え、オブジェやジュエリーなど多岐にわたる作品を展示。ダリ・ワールドにたっぷり浸ることができる。

●ダリ展 Salvador Dalí
<開催日>2016年7月1日~9月4日
<会場>京都市左京区・京都市美術館 (市営地下鉄東西線東山駅下車)
<問>☎050(5542)8600
http://salvador-dali.jp/

*情報は2016年5月現在のものです。料金・時間・休館日などの詳細は、お出かけの際、現地にお確かめください

  
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◆「ひととき」2016年7月号より

 

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