WEDGE REPORT

2016年9月22日

»著者プロフィール
閉じる

中西 享 (なかにし・とおる)

経済ジャーナリスト

1948年岡山県生まれ。1972年共同通信社に入社、経済分野を取材し編集委員などを経て2010年に退職し、現在は経済ジャーナリスト。

 石川遼ブームがすっかり収まってしまった男子プロに、韓国勢に席巻されている女子プロ。ゴルフ人口の減少に歯止めがかからない中、ゴルフ人気回復に向けてプロ団体も改革に乗り出している――。松井功・日本ゴルフツアー機構(JGTO)副会長と、小林浩美・日本女子プロゴルフ協会(LPGA)会長に聞いた。

iStock

―― 男子プロの人気が落ちているのはなぜか

「JGTOの副会長をする4年前には日本プロゴルフ協会(PGA)の会長を6年やり、その間、ジュニアの育成、プロゴルファーの人間形成に全力を挙げて取り組んだ。しかし、肝心の男子プロはファンへのサービス精神がなぜか乏しい。日本女子プロゴルフ協会(LPGA)と比べると選手のファンへのホスピタリティーの充実度が違う。女子プロはプレー中にギャラリーに手を振ったり、ファンに手紙を書いたりするなど努力をしているが、男子プロはいままで以上のファンサービスをしなければならない」

―― 人気を回復するための具体的な対策は

松井功・日本ゴルフツアー機構(JGTO)副会長「ファンサービス増やし名場面を演出したい」

 「男子ゴルフの魅力はドライバーで300㍎飛ばし、190㍎の距離を7番アイアンでピタリとボールを止めるのは男子プロでないとできない。だがトーナメントに集中するあまり、ファンの声援になかなか応えられない場面がある。怖い顔でプレーをしていたら、ギャラリーからそっぽを向かれてしまい、若い女性は見に来てくれない。おかげで、トーナメントのテレビ中継の視聴率も低下し、青木、尾崎選手が活躍していた時と比較すると雲泥の差だ。

 これでは駄目だと思って、日本のゴルフ業界をもう一度立ち上がらせたいとの思いから、ファンとスポンサーを味方につけて改革をやる。改革を実行するには時間と労力が要る。なおかつ、上に立つ人間にカリスマ性が必要になる。青木功会長ならカリスマ性があるので、青木会長と一緒にもう一回改革をやろうと思う」

関連記事

  • PR
  • 新着記事

    »もっと見る