2024年4月27日(土)

学びなおしのリスク論

2015年3月11日

 それは、意思決定を事前に設定しておくことだ。

 「災害時には、なにかを得る代わりになにかを失わなければならい状況は生じます。そうした事態に直面したとき、どうするかをあらかじめ考えている企業は多くないように思います。意思決定の想定がないと、スムーズな指示出しができず、会社の中で混乱が生じます」

 “備えあれば憂いなし”といわれる。だが、備えがあれば、従業員の喪失、売上の損失、企業の倒産といった“実害”も確実に減らすことができる。

◎今回のまとめ◎
・災害時でも事業を継続させるための有効な計画(BCP)を立てておくことが企業に求められている。
・ルール化、責任者の明確化、人材の育成が、BCPを機能させるために重要。
・実際の策定では、弱点を知ること、シナリオを作ること、意思決定のあり方も決めておくこと。

  
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