中国メディアは何を報じているか

2014年9月18日

»著者プロフィール
著者
閉じる

弓野正宏 (ゆみの・まさひろ)

早稲田大学現代中国研究所招聘研究員

1972年生まれ。北京大学大学院修士課程修了、中国社会科学院アメリカ研究所博士課程中退、早稲田大学大学院博士後期課程単位取得退学。早稲田大学現代中国研究所助手、同客員講師を経て同招聘研究員。専門は現代中国政治。中国の国防体制を中心とした論文あり。

「4つの厳格な要求」に基づいて

【記事(2)2014年8月12日『解放軍報』(抄訳)】

 8月1日に軍の徴兵作業が全面的に着手されてから、徴兵の身体検査、政治思想考査の作業が全面的に展開されており、じきに兵員の予備選定の重要段階に入る見込みである。清廉な兵士募集を確保し、各規定が求める内容をしっかり実施させるため、国防部徴兵事務局(中国語名は征兵弁公室:筆者)は緊急通達を出して兵士募集作業における不正の風潮や汚職の問題を断固防止することを求めた。

『解放軍報』紙の本記事

 通達は、各レベルでは必ず「4つの厳格な要求」に基づいて、身体検査を行う責任制をきちんと実施し、政治的考査の規定の求めに沿い、上級から下級への勝手な募集人数の差替えを厳格に禁止し、問題の責任を厳しく追及するよう求めている。

 厳格な身体検査責任制では、徴兵の身体検査は各県(市、区)の衛生部門(厚生、医療監督を行っている)が指定した医療或は検査機関で行い、衛生部門は分担して全てのプロセスに参与して検査専用の認証印を管理して使用し、担当人員を決め、誰が検査し、責任を負ってサインし、認証印を保管するかをというように実行することが求められた。

 政治考査規定の厳格な実施では徴兵期間には公安、教育部門の徴兵担当部門による徴兵作業担当人員が集中的に事務を行い、募集者の年齢、学歴や違法規律違反の履歴の有無などの審査を行い、年齢や学歴詐称の防止が図られる。

 下級機関に対する勝手な募集人数の差替え禁止では、兵士の確定や任務地決定等は必ず兵役担当機関、公安、教育、衛生部門や郷・鎮・街道の武装部等5つの機関によって集団で検討され、公表される。規律監督部門が全プロセスで参与、監督を行い、必要時には受け入れ担当部隊の人員が介入して、質の低い人員が入隊しないように個人の言いなりになるような状況を防止しなければならない。

関連記事

新着記事

»もっと見る