■メイキング オブ ヒットメーカー 岩津博文（いわつ・ひろふみ）さん
コクヨ クリエイティブプロダクツ事業部部長
写真：井上智幸
1962年生まれ
大阪市港区生まれ。1歳の時から小学校6年まで甲子園で育ち、その影響で熱烈な阪神ファンになる。
1989年（27歳）
京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程修了。故吉原英雄氏に師事し、版画の制作に明け暮れる。修了制作は買上賞となり、大学の収蔵品となる。
同年開発スタッフとしてコクヨに入社。入社したとき、与えられた机が幅2メートル、奥行き1メートルのベッドのように大きなデスクで感動した。最初の担当は筆記具、デスクアクセサリー、ファンシー製品の企画開発。自分が最初に企画開発した製品が店頭に並んでいるのを見たときの感動は忘れられず、その時この仕事をずっと続けようと思った。
1998年（36歳）
研究開発本部にてユニバーサルデザインの研究をし、ユニバーサルデザイン製品開発ガイドラインを作成。社内への啓蒙活動を推し進める。翌99年、コクヨとして初のユニバーサルデザイン製品である「クリヤーブック〈ウェブレ〉」発売。
2008年～2009年（47歳）
既存事業であるステーショナリー全般の商品戦略・商品企画・マーケティングを担当。ベーシック商品群を新たな切り口でリ・デザインし、顧客に支持される「PULL商品」の創造を目指している。
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