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目次・見どころ
特集
災害大国を生きる 積み残された日本の宿題
「こういう運命だったと思うしかない」輪島市町野町に住んでいた小池宏さん(70歳)は小誌の取材にこう答えた。1月の地震で自宅は全壊。9月の豪雨災害時は自宅周辺一帯が湖のようになったという。能登半島地震から1年。現地では今もなお、土砂崩れによって山肌が見えたままの箇所があったほか、瓦礫で塞がれた道路や倒壊した家屋も多数残っていた。日本は今年で発災から30年を迎える阪神・淡路大震災や東日本大震災など、これまで幾多の自然災害を経験し、様々な教訓を得てきた。にもかかわらず、被災地では「繰り返される光景」がある。能登の現在地を記録するとともに、本格的な人口減少時代を迎える中、災害大国・日本の震災復興に必要な視点、改善すべき方向性を提示したい。
Photo Report
奥能登4地区で見た地震・豪雨の爪痕と復興の兆し
編集部
Part 1
災害法制を〝根本〟から見直し持続可能な復旧と支援を
菅野 拓 大阪公立大学大学院文学研究科 准教授
Part 2
被災者の〝本音〟から知る 1年たった現場の実像
編集部
Part 3
いつまで雑魚寝なのか? 避難所運営に必要な発想の転換
編集部
Part 4
被災者支援に欠かせない「ケアマネジメント」の視点
井原 裕 獨協医科大学 埼玉医療センター こころの診療科教授
Column 1
仮設住宅での生活 孤立をどう防ぐ?
編集部
Part 5
参加してみて分かったボランティアの力と限界
編集部
Interview
多様性こそ真骨頂 ボランティアだからできること
渥美公秀 大阪大学大学院人間科学研究科 教授
Column 2
「非常時の人」が生むシンクロニシティ
編集部
Part 6
世界に誇る「市民保護局」 イタリアから日本が学べること
島村菜津 ノンフィクション作家
Part 7
災害関連死は氷山の一角 未来の被災者を救うために
山川 徹 ノンフィクションライター
Part 8
人口減少時代の復興に必要な「地方自治」の要諦
編集部
特集
- ■WEDGE_SPECIAL_OPINION
- 混沌とする国際情勢 動乱の2025年、日本はどう生きるか
- Part 1 【新連載】MAGA解剖 MAKE AMERICA GREAT AGAIN
- 「MAGA派」とは何者か? トランプ政権の幹部を徹底解剖
-
大野和基 国際ジャーナリスト
- Part 2 むき出しの「ホンネ」が横行する トランプ後の世界
-
佐伯啓思 京都大学名誉教授
- Part 3 「戒厳」で混乱する韓国 日本のメディアが報じない〝真相〟
-
吉永ケンジ 安全保障ジャーナリスト
- Part 4 欧州統合は終焉しない 今こそ真の「日本独自外交」の展開を
-
渡邊啓貴 帝京大学法学部 教授
- ■WEDGE_OPINION
- 「昭和100年」を契機に 「知的インフラ」の整備を急げ
-
奈良岡聰智 京都大学大学院法学研究科 教授
- ■WEDGE_ REPORT
- ・「スポットワーク」バブルで人手不足は解消するのか?
-
編集部
連載
- 胃袋を満たしたひとびと by 湯澤規子
- 中内 㓛(実業家)
- 偉人の愛した一室 by 羽鳥好之
- 太宰 治「起雲閣」(静岡県熱海市)
- MANGAの道は世界に通ず by 保手濱彰人
- 「生き方」の指南書はこれだ! 令和の仏陀・『路傍のフジイ』
- 日本病にもがく中国 by 富坂 聰
- 日本外交の成否から学んだ 「一帯一路」のキーワード
- 商いのレッスン by 笹井清範
- なぜ営業は足で稼ぐべきか?
- 時代をひらく新刊ガイド by 稲泉 連
- 『就職氷河期世代』 近藤絢子
- 新幹線を支える匠たち by 大坂直樹
- 商品を待つお客様のもとへ 台車を扱うプロ集団の舞台裏(ジェイアール東海物流)
- モノ語り。 by 水代 優
-
おいしいという感動につながる「かたち」 伊賀焼窯元長谷園「かまどさん」
- フィクサー by 真山 仁
-
第五章 逆襲
- 各駅短歌 穂村 弘
- 拝啓オヤジ 相米周二
- 一冊一会
- 読者から/ウェッジから
2025年2月号
2025年1月20日発売
定価700円(税込)
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災害大国を生きる 積み残された日本の宿題
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- (3)読者、利用者に関する調査及び分析並びにこれらのための協力のお願いのため。
- (4)上記(1)、(2)、(3)にかかる事務連絡、各種ご案内の送付・提供のため。
- (5)弊社商品、サービス等の改善及び新しい商品、サービスの企画、開発等のため。
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「こういう運命だったと思うしかない」輪島市町野町に住んでいた小池宏さん(70歳)は小誌の取材にこう答えた。1月の地震で自宅は全壊。9月の豪雨災害時は自宅周辺一帯が湖のようになったという。能登半島地震から1年。現地では今もなお、土砂崩れによって山肌が見えたままの箇所があったほか、瓦礫で塞がれた道路や倒壊した家屋も多数残っていた。日本は今年で発災から30年を迎える阪神・淡路大震災や東日本大震災など、これまで幾多の自然災害を経験し、様々な教訓を得てきた。にもかかわらず、被災地では「繰り返される光景」がある。能登の現在地を記録するとともに、本格的な人口減少時代を迎える中、災害大国・日本の震災復興に必要な視点、改善すべき方向性を提示したい。