著者紹介

李 智雄 （り・ちうん）
　三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフエコノミスト

1976 年韓国生まれ。東京大学経済学部卒業、ボストン大学大学院修士課程修了。経済学博士。韓国陸軍士官学校陸軍中尉・専任講師、東京大学客員准教授、国際大学講師、ゴールドマンサックス東京・ソウルを経て、2014年から現職。著書に『故事成語で読み解く中国経済』（日経BP 社）。


  • 習近平が新年挨拶で謳った「中国経済のゆくえ」

    2021/01/12 李 智雄

    習近平国家主席は、2020年12月31日夜、中央広播電視総台とインターネットを通じて、新年のあいさつを行った。ポイントをまとめながら、筆者なりにいくつかのキーワードに当てはめて読み解いてみたい

  • 中国消費が低調な中 ユニクロや無印良品が期待さ…

    2020/11/18 李 智雄

    日本でもようやく馴染み深いものとなった、中国の恒例11月11日のセールイベント、「独身の日」が今年も訪れた。同イベントの仕掛人でもあるネット通販大手アリババ集団は、2020年の独身の日のセールの売り上げが過去最高となる4982億元、前年比…

  • 新型コロナショック サプライチェーン「脱中国…

    2020/04/15 李 智雄

    コロナ問題によって、サプライチェーンの脱中国化をする動きがあるが、高度化した産業ほど、むしろ中国とは離れがたいという事実が浮かび上がってくる。

  • ファーウェイ制裁で分断される供給網・米中対立は…

    2019/06/20 李 智雄

    米国によるファーウェイ禁輸制裁により、日本企業も対応を迫られるなど米中摩擦の余波は拡大するなか、真の競争力を持つプレーヤーが浮かび上がり、コア技術や資源の争奪が始まり、米中の対立は深刻化する恐れがある。

  • ドルに挑む「人民元」市場が主導するシェア拡大

    人民元の虚像と実像

    2019/03/20 李 智雄

    経済、技術、軍事の覇権をめぐり米国と対立する中国。次に争うのは「通貨」だ。基軸通貨ドルとの差は圧倒的ではあるが、足元での人民元の存在感は徐々に増している。