リニューアル・オープン記念展 I　ART in LIFE, LIFE and BEAUTY ―― 暮らしのなかで培われてきた日本の美を再紹介

　昨秋から改修のため休館していたサントリー美術館がリニューアルオープン（開館日未定）。記念すべき第1弾の展示では、1961年（昭和36年）の開館当初から一貫して掲げている「生活の中の美」という基本理念に沿って蒐集してきた名品を紹介する。

国宝《浮線綾螺鈿蒔絵手箱 》1合　鎌倉時代（13世紀）　
サントリー美術館蔵

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　展示構成は、「装い」「祝祭・宴」「異国趣味」と大きく3つに分かれる。このうち「装い」「祝祭・宴」では、着物、鎧、兜、酒器など、実用を超えた調度を通じて、「ハレの場」における日本人の美意識を探る。一方、「異国趣味」では、南蛮美術を中心に、異国の文化を柔軟に取り入れて発展させる、日本人の精神と旺盛な好奇心に触れることができる。

　また、古美術に造詣が深い現代作家、山口晃氏、若宮隆志氏、山本太郎氏、野口哲哉氏の作品と、サントリー美術館のコレクションをクロスさせた特別展示を開催。こちらもお見逃しなく。

_{＊情報は2020年5月現在のものです。料金・時間・休館日などの詳細は、お出かけの際、現地にお確かめください}