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目次・見どころ
特集
魚も漁師も消えゆく日本
復活の方法はこれしかない
四方を海に囲まれ、好漁場にも恵まれた日本。かつては、世界に冠たる水産大国だった。しかし日本の食卓を彩った魚は不漁が相次いでいる。魚の資源量が減少し続けているからだ。2020年12月、70年ぶりに漁業法が改正され、日本の漁業は「持続可能」を目指すべく舵を切ったかに見える。だが、日本の海が抱える問題は多い。突破口はあるのか
Part 1
魚が減った本当の理由 日本の漁業 こうすれば復活できる
片野 歩(水産会社社員)
column 1
その通説は正しいのか? 漁業のギモンにお答えします
Part 2
ノルウェーだって苦しかった 資源管理成功で水産大国に
ヨハン・クアルハイム(ノルウェー水産物審議会(NSC) 日本・韓国ディレクター)
column 2
原始時代から変わらぬ日本の釣り 科学的なルール作りを
茂木陽一(プロ釣り師)
Part 3
70年ぶりに改正された漁業法 水産改革を骨抜きにするな
編集部
Part 4
「海は俺たちのもの」 漁師の本音と資源管理という難題
鈴木智彦(フリーライター)
Part 5
行き詰まる魚の多国間管理 日本は襟元正して“旗振り役”を
真田康弘(早稲田大学地域・地域間研究機構客員主任研究員・研究院客員准教授
Part 6
「もったいない」を好機に変え、日本の魚食文化を守れ!
島村菜津(ノンフィクション作家)
column 3
YouTuber『魚屋の森さん』が挑む水産業のファンづくり
森 朝奈(寿商店 常務取締役)
Opinion
この改革、本気でやるしかない
編集部
特集
- ■WEDGE_SPECIAL_OPINION
- 迫る台湾有事に無防備な日本 それでも目を背けるのか
-
Part 1:中台紛争が勃発した日、日本の“戦場化”は避けられない
岩田清文(元陸上幕僚長)
Part 2:知らぬ間に進む影響力工作 中国が目論む日米の“分断”
桒原響子(日本国際問題研究所 研究員)
Part 3:甘い企業の対中認識 このままでは日本人が“人質”になる
久末亮一(日本貿易振興機構〈JETRO〉アジア経済研究所 副主任研究員)
- ■WEDGE_OPINION
- 厳しい日本の安保環境を直視し適切な平和教育を進めよ
-
向山行雄(敬愛大学教育学部教授・教育学部長)
- ■WEDGE_REPORT
- 動き始めた東証改革 企業価値も高める本物の成長戦略を
-
滝田洋一(日本経済新聞社編集委員・テレビ東京『ワールドビジネスサテライト』解説キャスター)
- ■POINT_OF_VIEW
- 企業の経営者に問う 人材を「人財」として認識しているか
-
桂木麻也(インベストメントバンカー)
- ■NEWS_TOPICS
- ワクチン拒否者を「懲らしめたい」 仏マクロン氏の行方は?
-
宮下洋一(ジャーナリスト)
連載
- ONCE UPON A TIME by 生津勝隆
- 樹
- MANGAの道は世界に通ず by 保手濱彰人
- 『アスカノ』が教えてくれる「足るを知る」生き方
- 社会の「困った」に寄り添う行動経済学 by 佐々木周作
- 感情のコントロールが苦手で困った
- インテリジェンス・マインド by 小谷 賢
- ロシアに匹敵か? 「恐れられる」中国の影響力工作
- 新しい原点回帰 by 磯山友幸
- 挑戦し続けて見えてきたサーキュラーエコノミーの実現
- 近現代史ブックレビュー by 筒井清忠
- オンライン版 二・二六事件 東京陸軍軍法会議録 解題
- 【最終回】CHANGE CHINA ~中国を変える“中国人”~ by 阿古智子
- 獄中からも発信続ける女性弁護士 彼女を支える信念とは 鄒 幸彤
- 【最終回】イノベーションを阻む“法律たち” by 永田幸洋
- イノベーションを阻む“法律たち”:物流クライシスを救う 宅配ロボットが街を走る日
- 1918-20XX 歴史は繰り返す by 畑野 勇
- なぜ日本は軍縮から脱退したのか 「艦隊派悪玉論」を再検討
- 知られざる高専の世界 by 堀川晃菜
- 復興への志を胸に「廃炉」に挑む高専生(福島工業高等専門学校)
- さらばリーマン by 溝口 敦
-
自然の循環に身をまかせ米づくりで生きる理想の生活
鶴渕真一さん(つるかめ農園代表)
- 時代をひらく新刊ガイド by 稲泉 連
-
『ぼくとがんの7年』 松永正訓
- 各駅短歌 穂村 弘
- 世界の記述
- 一冊一会
- 拝啓オヤジ 相米周二
- 読者から/ウェッジから
2022年3月号
2022年2月20日発売
定価550円(税込)
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四方を海に囲まれ、好漁場にも恵まれた日本。かつては、世界に冠たる水産大国だった。しかし日本の食卓を彩った魚は不漁が相次いでいる。魚の資源量が減少し続けているからだ。2020年12月、70年ぶりに漁業法が改正され、日本の漁業は「持続可能」を目指すべく舵を切ったかに見える。だが、日本の海が抱える問題は多い。突破口はあるのか