BBC News

2020年9月3日

»著者プロフィール

トップレスで日光浴をしていた女性たちに、警官が胸を隠すよう求めたのは不適切だった――。フランスの内相はこのほど、そう述べて、女性たちの「自由」を擁護した。

発端は、地中海に面した観光地サントマリーラメールの海岸で8月中旬に起きた出来事だった。

女性3人が上半身裸で日光浴をしていたところ、2人組の警官が近づき、服を着るよう要請した。警官は休暇で訪れていた家族連れから、子どもへの影響が心配だとして対応を求められていた。

これが知れ渡ると、警官への激しい批判が沸き起こった。オンラインでは、「潔癖の波がフランスを席巻しているのか」、「トップレスでの日光浴は禁止されるのか」といった疑問の声が相次いだ。

フランスでは上半身裸で日光浴をすることは違法行為ではない。ただ、地方自治体は服装規定を通して、禁止することができる。

大臣も警察を批判

ジェラルド・ダルマナン内相は、「自由は貴重な必需品だ」とツイート。警察批判に加わった。ただ、「当局が誤りを認めるのは普通のことだ」とした。


ピレネー=オリアンタル警察はフェイスブックでの発表で、「警官は(抗議する家族連れを)なだめたいとの思いから、関係者に事情を説明し、胸を覆ってもらえるか尋ねた」、「今回の行為(トップレスでの日光浴)を禁じる条例は、サントマリーラメールにはない」と説明した。

警察の女性広報官マディ・シュレル氏は、胸を隠すよう求めた警官の対応は「ぎこちないものだった」とツイート。「私はいつも制服を着ているが、サントマリーラメールの海岸ではトップレスの日光浴は認められている」とした。

フランスではトップレスが減少?

ウェブサイトVieHealthyの2019年の調査では、トップレスの日光浴は、フランスで以前ほど一般的ではなくなっている。ヨーロッパの国々と比べ、珍しくなってきているという。

同調査によると、トップレスで日光浴をしたことがあると答えたのは、フランスでは女性回答者の22%だった。この比率はスペインでは48%、ドイツでは34%だった。

(英語記事 French minister defends topless sunbathing

提供元:https://www.bbc.com/japanese/53995126

関連記事

新着記事

»もっと見る