古希バックパッカー海外放浪記
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2025/06/15
予想外の支持!「アルゼンチンのトランプ」ミレイ大統領と…
『物価高のアルゼンチン・チリ、長距離バスで巡るラテン世界貧乏旅』第3回
高野凌3月22日。アルゼンチン最大のワイン生産地メンドーサ。ここのホステルで同宿した36歳の大学教員は、ミレイ大統領をWorst Crazy Presidentと酷評。インフレが収まったことは評価するも、ミレイの改革を資本家・富裕層は大歓迎しているが、国民の過半数を占める貧困層は苦しんでいると。
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2025/06/08
「アルゼンチンのトランプ」ミレイ大統領ってどんな人物か…
『物価高のアルゼンチン・チリ、長距離バスで巡るラテン世界貧乏旅』第2回
高野凌官公庁の半分を廃止して緊縮財政を断行し、就任1年で財政収支を黒字化したミレイ大統領の有言実行を絶賛。アルゼンチンの対外債務の削減と、リスケを主導したIMFもミレイ大統領の手腕を高く評価していると解説した。米国の影響下にあるIMFは、ミレイ大統領と蜜月関係にあるトランプ大統領の意向を汲んでいるは当然であろう。
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2025/06/01
兵役を終えた「2人のユダヤ人女子」が私に語ったこと…イ…
『物価高のアルゼンチン・チリ、長距離バスで巡るラテン世界貧乏旅』第1回
高野凌アルゼンチン南端のパタゴニアで遭遇した2人のユダヤ人女子の話を聞いて、筆者の上記の夢想は完膚なきまでに粉砕された。筆者は2人の真摯な言葉により“ユダヤ民族の生存圏確保”の深刻な歴史的背景がやっと理解できたように思う。
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2025/04/13
ヒンズー戒律と劣悪な衛生環境とインド医療事情『ゴミとハ…
『季節外れの南インド、迷走彷徨の果てに』第13回
高野凌ホステルの女子マネージャーとヒンズー青年ゲスト数人とおしゃべり。筆者が「インドは野犬が多く夜間外出できない。狂犬病で毎年多くの人が死んでいるのにどうして政府は野犬を放置しているのか」と疑問を呈した。
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2025/04/06
「外出前に10回鏡でチェックするナルシストのインド男子…
『季節外れの南インド、迷走彷徨の果てに』第12回
高野凌他国ではほとんど体験しないインド旅行の特徴は頻繁に青少年男子からスマホの自撮りによる写真撮影を依頼されることだ。男子グループが近づいて来るとスマホを用意していて即座に古希爺を取り囲みセルフィ―が始める。出来栄えを確認して数回取り直しをすることはフツウ。さらに集合写真がOKになると次に個別に“ツーショット”を要求するので時間を要する。これはSNSにアップして“格好いい俺様は外国人と仲良くしたぞー”って仲間や家族や知人に見せびらかすためだ。
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2025/03/30
空前の大旅行ブームに沸くインド、ウハウハな旅行会社、庶…
『季節外れの南インド、迷走彷徨の果てに』第11回
高野凌11月2日。マイソールのメインストリートはヒンズー教最大のお祭り“ディワリ”で賑わっていた。お祭りセールを目当てに近隣の農村部からも買い物客がマイソールに来る。特に金銀ダイヤを扱う宝飾店はサリーで着飾った婦人たちで溢れている。
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2025/03/23
インドで聞いた意外に危うい西洋民主主義国の国家統合
『季節外れの南インド、迷走彷徨の果てに』第10回
高野凌 -
2025/03/16
ヒンズー教やイスラム教など宗教が飲酒を禁じているインド…
『季節外れの南インド、迷走彷徨の果てに』第9回
高野凌インド人口の80%超を占めるヒンズー教はマヌ法典で飲酒を五大罪と規定し、ヒンズーから派生したシーク教、ジャイナ教、仏教も同様である。ヒンズー教に次いで信徒が多いイスラム教では禁酒は言わずもがなである。筆者は合計4回、累計10カ月のインド体験を通じて“インドは飲酒に不寛容”な国柄であると考える。
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2025/03/09
ベジタリアン大国インド、なぜ平均寿命が短い理由を考えて…
『季節外れの南インド、迷走彷徨の果てに』第8回
高野凌インドを旅していると町角の電柱などに貼られた死亡広告をしばしば目にする。男性だと50代後半や60代が少なくないことに驚く。2022年の世銀報告ではインド人平均寿命は68歳。アレッピーの食堂で奥に旦那の遺影が飾ってあったので女将に聞くと数年間の心臓病の闘病を経て昨年62歳で亡くなったという。
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2025/03/02
インドLGBTQ事情、カースト最下層のゲイ・ボーイ
『季節外れの南インド、迷走彷徨の果てに』第7回
高野凌賑やかな商店街を歩いていたら、3人の女装したゲイ・ボーイが一軒一軒順番に店に入って施しを要求しているのに出くわした。無下に追い返す店もあったが、半分くらいの店ではなにがしかの小銭を渡していた。3人のうちの1人が話しかけてきたので聞いてみたら“施しをもらうのはディワリにおける慣習”というような回答だった。
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2025/02/23
経済成長してもインドで路上生活者が減らない理由、“ヒン…
『季節外れの南インド、迷走彷徨の果てに』第6回
高野凌今回の南インド旅でも選挙で過半数割れとなったBJPを率いるモディ首相を根強く支持する声を数多く聞いた。やはりヒンズー・ファーストには根強い岩盤支持層があるようだ。
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2025/02/16
“汚い・不潔”の印象に尽きるインドの中でも別世界!清潔…
『季節外れの南インド、迷走彷徨の果てに』第5回
高野凌 -
2025/02/09
イスラエルはなぜガザ侵攻をやめないのか「インドで聞いた…
『季節外れの南インド、迷走彷徨の果てに』第4回
高野凌 -
2025/02/02
イスラエル人はなぜ、そんなにインドが好きなのか?「イス…
『季節外れの南インド、迷走彷徨の果てに』第3回
高野凌今回の南インド旅はイスラエルがガザに侵攻して1年数カ月が経過した時期であったのでイスラエル人が何を考えているか、より本音に近い切実な声を聞くことができたように思う。
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2025/01/25
〈結論:フツウのインドの食堂料理は日本人には食べられな…
やはりインドは鬼門、7Kのインド『汚い、臭い、キツイ、辛い、恐い、喧噪、混乱』第1回(後編)
高野凌日本ではカレーブームでインド料理が人気というが筆者が過去4回、合計10カ月ほどインド各地をバックパッカー旅行した結論は「インド庶民がフツウにゆく食堂のインド料理は日本人観光客にはとても食べられないシロモノ」。調理が不衛生、使い古した油まみれ、塩分過多、刺激臭の強い香辛料などなど。
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2025/01/19
【なぜインド旅はキツイのだろうか?】季節外れの南インド…
『やはりインドは鬼門、7Kのインド 汚い、臭い、キツイ、辛い、恐い、喧噪、混乱』第1回(前編)
高野凌インドで最も違和感を覚えるのが公共の場所でのゴミのポイ捨て行為だ。ボンベイ湾の観光船の船着き場は小さな入り江にあった。ペットボトルとレジ袋のようなプラゴミが入江一杯にぎっしりと溜まっていた。
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2024/10/06
フィリピンの国民的英雄から始まる日本との友好の絆
『日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編)』第15回
高野凌日本では一般に知られていないが、ホセ・リサールはフィリピン人なら誰でも知っている断トツ・ナンバーワンの国民的英雄である。マニラ中心部には壮大なホセ・リサール記念公園がある。
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2024/09/29
パラワン島米兵捕虜虐殺事件と民間邦人集団自決の悲劇
『日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編)』第14回
高野凌ちなみに“バターン死の行進”の犠牲者の多くはニューメキシコ州出身者であり、同州のミサイル演習場沿いの街道はバターン・メモリアル・ハイウェイと命名され毎年追悼式典が行われている。筆者は米国中西部をドライブ旅行した際に偶然にこの街道を走り「加害側の日本人は忘れても、被害者の米国人は決して忘れない」と彼我の意識格差に愕然としたことを思い出した。
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2024/09/22
フィリピンの韓国人社会と長老派教会の老牧師
『日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編)』第13回
高野凌ドゥマゲティという地方都市の郊外に韓国人教会やコリアン・タウンが存続できるほどフィリピンの韓国人社会は裾野が広いのだろうか。
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2024/09/15
日本より進んでいる?フィリピンの行政システムとIT化
『日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編)』第12回
高野凌ドゥテルテ前大統領がIT化による行政サービス効率化を進め、2022年に就任したマルコス大統領も行政効率化を標榜している。その成果を肌身で実感した。