著者紹介

党大会後も「変わらない」中国

中国では重苦しい政治の空気の中で、各々が保身のため、出世のため、暮らしていくため自分の目的に合わせて政治を利用している。習近平主席がまわす大きな政治の歯車は、国民の声や国際社会の評価によって軌道修正されることなく、この先も加速しながら回っ…

「新千歳空港で暴れた中国人乗客」騒動の真相

昨年12月、大雪に見舞われた新千歳空港で航空便の欠航が相次ぎ、多くの人が空港内に足止めされた。その中で起きた、「暴れる」中国人にまつわるニュースが話題となったが…

PM2.5のせいだけではない、ますます息苦しく…

筆者が一年ぶりに訪れた中国。北京で見たいくつかの変化から、中国の今の国家と国民の関係の微妙な変化をうかがうことができる。

トランプ勝利で中国化する世界

中国の論客の一人、王冲氏は以前テレビの討論番組で「ヒラリー候補勝利」を宣言し、「もし負けたら、裸で北京の街中を走る」を公約してしまっているとのことだ。

習近平にとってはトランプ、人民にとってはクリン…

米国大統領選挙を中国人はどう見ているか

米国大統領選挙は、中国にとっても今後の外交を左右する重要な分かれ道だ。経済、ビジネスにとっても無関係ではない。それだけに、両候補の発言や支持率の推移は中国でも逐一報道されている。

習近平の意向がすべて 八方ふさがりの中国外交

「力のあるリーダーのいうことがすべて」という中国の価値観と世界とのズレが、中国の国際社会における立場を気まずいものにしている。

まるで文革時代！不気味すぎる 習近平ソングが…

「文革をまだやっているなんて知らなかった」と思わず言いたくなるような、50年ほど時代を巻き戻したようなことが、最近の中国では増えている。

民意と向き合うために中国が進める SFばりの超…

2016年の中国の展望

習近平政権は3年の間、国民のマインドをいかに共産党の政治にひきつけるかということに腐心してきたが、ネタ切れ感も出てきた。

中国共産党の「信仰の危機」

習近平国家主席が大国のリーダーとして外交の舞台に立っていた頃、中国国内では中国共産党の掲げる共産主義の理想に対する疑義がもちあがっていた。

「9.3大閲兵式」から垣間見える中国の矛盾

今日の国際社会の現実に照らせば、力さえあればリーダーになる資格がある、という発想にこそ、中国の最大の矛盾がある。