令和7年度森林・林業白書をもとに、林業がいかに儲からないかを述べてきた。林業人として、このような自虐的なことを綴るのはもとより本意ではないが、事実は曲げることはできないし、行政の理屈に忖度する必要もない。
ではどうすることが最善なのか。筆者は、人工造林一辺倒でコスパの悪い森林施業を改め、日本の自然の豊かさ、自然力の強さを存分に発揮させる天然更新に舵を切ることだと考える。
ところが林野庁はこれが大嫌い。森林施業ではなく単なる放置だと言って忌み嫌うが、皆伐地の放置や植栽後の手入れ不足による広葉樹林化、針広混交林化は実はかつての林野庁の得意種目だったのだ。
