レバノンの首都ベイルートでは22日夜もイスラエルの空爆が続いた。
レバノン保健省によると、前日21日にベイルート南部の主要政府病院ラフィク・ハリリ大学病院近くであった空爆では、18人が死亡した。
同病院から1.6キロメートルほどの場所にあるサヘル病院も、イスラエル軍の攻撃の焦点となっている。
イスラエルはサヘル病院の地下に、ヒズボラがイスラエル攻撃の資金源としている数億ドルの現金と金塊が保管されているとしている。
病院の医師たちはこの主張を否定。地下1階と2階を含む病院施設にBBC取材班を案内した。医師たちは地下には何もないと主張した。
イスラエルがイスラム教シーア派組織ヒズボラを標的にしているとする攻撃を9月23日に開始して以降、レバノンでは約2000人が死亡している。
BBCのオーラ・ゲリン主任国際特派員がベイルートから報告する。