ロシアによるウクライナ侵攻から間もなく、4年8カ月がたとうとしている。
その間、戦時下のウクライナで戦場と日常を撮影し続けているカメラマンがいる。
フォトジャーナリストの佐々木康氏だ。佐々木氏は2022年に4カ月間、23年に3カ月間、ウクライナに暮らし、首都・キーウやロシアと対峙する南部の町に入り、25年4月には、写真集『XEPCOHヘルソン─ミサイルの降る夜に』(f/8)としてまとめた。
その後、小誌26年6月号では「国際秩序、瓦解の危機 日本主導で平和の再構築を」と題して、文中に佐々木氏が現地で撮影した写真を掲載・紹介しながら、戦後、人類が営々と築き上げてきた国際秩序がいま、音を立てて崩れようとしている状況に警鐘を鳴らし、日本主導で平和の再構築に向けて何ができるのかについて特集した。
そして今夏、佐々木氏は再びウクライナに向かったのである。
帰国後の9月、佐々木氏は写真展──「メディアが見ないウクライナ『20−50』──ドローンが拡張した射程圏 それが我々の新しい日常なのか」─を開催した。
「20−50」とは何か。
佐々木氏は「ウクライナで起きていることをどのように表現すれば人に伝わるのかよく考えます」と言いつつ、こう語った。

