日本のなかの外国を歩く
日本国内で暮らす外国人は正規に登録しているだけでも、2010年末までに約213万人に上った。20年前と比較すると約100万人増加したことになる。在日外国人といえば、かつては在日韓国・朝鮮人が主流であったが、2007年末からは在日中国人(台湾人を含む)が最も多くなり、1990年の入管法改正で定住者資格が付与され、就労などの制限が緩和されたブラジル、ペルーなどの日系南米人も急増している。それだけではない。世界中から外国人が続々と日本に移住し、全国各地に国別、民族別のコミュニティーを形成している。しかし、私たちはどれだけ在日外国人について、その実像について知識を持っているだろうか。このシリーズでは、在日外国人が最も多く住む首都圏を中心に各地のコミュニティーを取材し、そこで私たちが知らない彼らの生活の実態を紹介していきたい。
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2011/10/27 田中健之
中国の改革開放路線以後に移住してきた新華僑が中華街を一変させつつあることを、老華僑たちはどのような思いで見ているのだろうか。
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2011/09/08 田中健之
中華街でよく目にする栗売りや安価な食べ放題の店は、「新華僑」と呼ばれる人たちが手がけたものである。変貌する中華街の裏事情とは。
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