また合戦行列では、長篠城主の奥平貞昌をはじめ、武田勝頼、織田信長、徳川家康以下各軍の武将、姫が、新城市役所鳳来(ほうらい)総合支所から長篠城址まで、約3キロの道のりを練り歩く。出演者は公募され、全国から参加者が集まる。武将役では、武田軍の撤退時にしんがりを買って出た馬場信房、家康に援軍を求める使者に立った鳥居強右衛門(とりいすねえもん)など、“武士の鑑”と語り継がれる忠臣の人気が高いのだとか。
戦国武将や姫が旧街道を練り歩く合戦行列
「お祭りの日は例年3万人ほどの人出で賑わいます。できるだけ多くの方に見てもらうため、火縄銃の演武は午前、お昼、午後の3回実施します。その迫力を肌で感じていただきたいですね。会場には地元の小学6年生が長篠の戦いについて説明するちびっこ歴史ガイドに加え、郷土史研究家もおりますので、歴史についての質問にもお答えします」
約450年前の合戦の地で、歴史に刻まれたエピソードをたどってみるのも一興だろう。
長篠合戦のぼりまつり
<期間>5月5日
<会場>愛知県新城市・長篠城址(飯田線長篠城駅下車)
<問>新城市観光協会☎0536(32)0022
http://shinshirokankou.com/event/nobori.html
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