こんにちは。「みんなの経済新聞ネットワーク」(略して『みん経』)です。古くから日本で愛されてきた川柳。5・7・5のリズムは耳に残りやすく、さまざまな標語にも使われています。そのメリットを生かし、現在では企業PRや地域の町おこしで「川柳コンテスト」が開催されることも。全国で開催している変わった川柳のコンテストを紹介します。
「足クサ川柳」に香ばしいネタ集まる
ネガティブを笑いに変える企業PR
さまざまな企業が独自のPRを行っている昨今。その中で注目を集めるのはなかなか難しいことでもあります。大阪にある靴下製造会社が企画したのは、靴下のネガティブな印象である「臭さ」を逆手に取った川柳キャンペーンでした。
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本町の靴下メーカーが「足クサ川柳」募集-香ばしいエピソードを17文字で(船場経
済新聞/2014/3/3)
船場エリアに本社を置く靴下製造・卸会社「岡本」(大阪市西区西本町1)が現在、足の「臭い」にまつわるエピソードを表現した「足クサ川柳」を募集している。
足クサ川柳は2007年に初めて募集。ネガティブに捉われがちな足の臭いに関するエピソードを五・七・五の川柳で明るく笑い飛ばしてもらおうと企画した。8回目となる今年は2月1日から募集開始。過去最速のペースで作品が集まっているといい、同月末までに1万2000句を超えた。
選考に当たり同企画事務局担当者は「ユーモアや悲哀を感じさせたり、強烈な足の臭いが瞬時に目に浮かんだりする作品のほか、ソチ冬季五輪やPM2.5、ゆるキャラ、消費増税などの時事性などに注目している」と説明。引き続き応募を呼び掛ける。
締め切りは3月16日。優秀作品の発表は5月中旬を予定する。
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前回の最優秀賞に選ばれたのは、「お出迎え 昔はチューで 今はシュー」という、夫婦間の「おかえり」シチュエーションをユーモアたっぷりに描いた作品。家に上がる前に足にシューッと消臭剤をかけられると、昔とのあまりの違いに涙がこぼれてしまいそうです。今回の発表は5月とのこと。どんな作品が選ばれるのか楽しみですね。