2026年2月16日(月)

Wedge REPORT

2026年2月16日

 近年、全国各地で木造ビルの建設が進んでいる。木造にRC(鉄筋コンクリート)造や鉄骨も交えたハイブリッドで地上6階建て以上のビルは、中大規模木造建築データベースに掲載されている建物だけで全国に100を超えている。

世界中に増える木造ビルは、景観も悪くない(Modfos/gettyimages)

 三井不動産グループと竹中工務店が東京・日本橋で建設中の木造ハイブリッドの賃貸オフィスビル(2027年1月竣工予定)は、地上18階、高さ84メートル(m)で日本最大木造ビルとなる。

木造ハイブリッドの賃貸オフィスビルのパース図(WEDGE)

 東京海上ホールディングスが建設中の新本店ビルは、20階建て、高さ約100mの木造ハイブリッド構造のビルで、こちらは2028年竣工予定だ。なお研究段階だが、住友林業では、41年を目標に地上70階建て、高さ350mの木造高層ビルを建てる構想「W350計画」を発表している。

 海外では、建設中のオーストラリア・シドニーの木造ビル「アトラシアン・セントラル」は、地上39階建ての高さ182m。これが今年10月に完成(施工・大林組)したら木造ハイブリッドビル世界一となる予定だ。このほかにも、カナダやアメリカで木造高層ビルの建築計画が相次いでいる。

 このように世界中で木造ビルの建設がブームとなっているのだ。そこで理由とメリットを探ってみると、意外な「木造ビルの不都合な真実」が見えてきた……。


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