2026年9月26日(土)

韓国軍機関紙『国防日報』で追う

2026年9月26日

中央アジアとの連携に動いた韓国

 韓国と中央アジア5カ国による「第1回韓国・中央アジア首脳会議」が9月16日、ソウルで開かれた。李在明大統領が議長を務め、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンの5首脳が顔をそろえた。

第1回韓国・中央アジア首脳会議(青瓦台)

 会議は今後の協力の指針となる「ソウル宣言」を採択し、首脳会議を2年ごとに定例開催することで合意。第2回は28年にカザフスタンが開く。

 韓国は92年に5カ国と国交を結び、07年に閣僚級の「韓国・中央アジア協力フォーラム」を発足させた。今回はこの枠組みを首脳級に格上げしたものだ。当初は25年の開催を予定していたが、前大統領の罷免や大統領選挙などの政治日程も影響し、1年順延された。

 宣言の柱は、協力の制度化、平和と安定、革新と繁栄、人と信頼による連結の4つ。首脳会議のない年は外相級フォーラムで成果を確認し、次官級の高級実務者協議も新設する。

 経済面では、中央アジアの重要鉱物と韓国の技術を組み合わせ、探査から製錬、加工、製品化までを一貫して手がける供給網づくりを掲げた。安全保障面では、朝鮮半島の完全な非核化への意志を再確認する文言も盛り込まれた。

 韓国メディアは、米中が重要鉱物をめぐって中央アジアへの関与を強める中、中国に偏った供給網を多角化する狙いがあると伝えている。首脳級の枠組みでは、中国が23年に西安で初の中国・中央アジアサミットを開き、日本も04年に始めた「中央アジア+日本」対話の初の首脳会合を25年12月に東京で開いた。韓国はこれらに続く形となった。

 もっとも、今回の会議で個別の鉄道やガス管事業への韓国企業の参加が決まったわけではない。次回の開催地アスタナは、中国が25年6月に第2回中国・中央アジアサミットを開いた都市でもある。

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