余談になるが、筆者は過去にネット系広告代理店に勤務していた。そのためか現在でも「ネットのプロモーション担当になってしまった」という知人に相談を受けることがある。意外にも担当者に選ばれるのはネットが好きで日ごろから親しんでいるという人ばかりではなく、「TwitterもFacebookもやったことがない」という人であることも多いのだ。筆者の周囲だけたまたまそうだったのかもしれないが、企業はどういった人選でウェブ担当を決めているのかと首をかしげることがある。
公式アカウントの炎上は企業にとって大きな痛手。痛手を防ぐために保険に加入するのも一つの手だろう。しかし、今一度社内のウェブ担当が適材適所の人選になっているかを確認してほしいと思うのだ。「ネットリテラシーのある人をWeb担当とする」「2名体制で投稿前にチェックする」など、取れる対策は多い。それらの人員の確保が難しければ、公式アカウントを設けないという判断も必要かもしれない。