-
新幹線車両の屋根上、パンタグラフのそばに立つ、根本幸雄さん(左)と小林浩也さん(右)。暑い日には40度を超えることもあるこの仕事場で、行列をなす新幹線の「健康状態」を診る(写真・中村 治以下同)
-
何度も笑いを交えてエピソードを紹介してくれた根本さん。その反面、話の節々から「安全」と「サービス」にかける強い思いと責任を感じた
-
何度も体勢や角度を変え、のぞき込むようにして匠が磨く。見慣れた新幹線の「白」が徐々に浮かび上がってきた
-
しゃがみ込みながら歩き、「新幹線のお腹」が見える床下スペースに入っていく。視界も狭まるその空間では、現場の緊張感がより強く漂っていた
-
新幹線車内にWi-Fiを増設する改造工事にも携わっていた小林さん。「高品質の車両を私たちが提供します」と意気込みを語ってくれた
-
グリーン車のフットレストに「特別感」を感じる方も少なくないだろう。席に座る人と直接関わることはなくとも、匠たちはその思いを受け止めている
-
一度に3席分のテーブルを下ろし、順番に状態を確認する。並んだ椅子が「よろしくお願いします」と小林さんに挨拶しているような錯覚に陥った
-
便器の洗浄機能を確認する。その姿はまるで歯科医と口を開けて待つ患者だ