【最もレアなレアメタルとは？】バッテリー戦争から解き明かす世界の混沌

『Cobalt Red: How the Blood of the Congo Powers Our Lives』（Siddharth Kara）。コンゴ民主共和国におけるコバルト生産の実態を告発した本。「コバルトは、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、電気自動車に電力を供給する、今日製造されるあらゆるリチウムイオン充電式バッテリーに不可欠な要素である。世界のコバルト供給量のおよそ75％はコンゴで採掘されており、その多くは農民や子供たちによって劣悪な環境で行われている。世界中の何十億もの人々は、コンゴの人権と環境の大惨事に関与せずには日常生活を送ることができない」（本書紹介文より）