2025年11月17日(月)

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著者紹介

中村繁夫 (なかむら・しげお)
 智探庵代表

1947年生まれ。レアメタル専門商社・アドバンスト マテリアル ジャパン(AMJ)社長などを歴任し、現在、智探庵代表。新著に『レアメタルハンター・中村繁夫のあなたの仕事を成功に導く「山師の兵法AtoZ」』(ウェッジ)。


著書
レアメタルハンター・中村繁夫のあなたの仕事を成功に導く「山師の兵法A to Z」
レアメタル・パニック
放浪ニートが、340億社長になった!
レアメタル超入門
2次会は出るな!
レアメタル資源争奪戦―ハイテク日本の生命線を守れ!
  • 56日間の入院生活で感じた病の意味と孤独を生き…

    山師のガンファイター 第15回

    2025/11/16 中村繁夫

    病室という空間は、静かであるほどに人を追い詰める。昼と夜の境目が曖昧になり、同じ天井を見上げながら日々が流れていく。入院生活が長くなるほど、身体よりも先に心が疲弊していくのを感じた。

  • 【53日間の入院生活】医師が惚れる患者力、 病…

    山師のガンファイター第14回

    2025/11/08 中村繁夫

  • 稲盛和夫氏、瀬戸内寂聴氏、高須克弥氏に共通する…

    山師のがんファイター14回

    2025/11/01 中村繁夫

    がんを宣告されて得度(とくど)を選ぶ著名人が少なくない。京セラの創業者である故・稲盛和夫氏、作家で僧侶の故・瀬戸内寂聴氏、美容外科医の高須克弥氏、そして元演歌歌手の香田晋氏。それぞれ立場も歩んだ人生も全く異なるが、彼らには共通する一点があ…

  • ステージ4でも諦めない!人間には「治る力」が宿…

    山師のがんファイター13回

    2025/10/29 中村繁夫

    私の大腸がん手術は、私の体力を考慮すると、リスクを懸けた戦いであった。ステージ4、すなわち遠隔転移を伴う末期がんである。原発は大腸、転移は肝臓しかも9カ所──主治医は慎重に言葉を選びながら、「11時間に及ぶ大手術になる」と告げた。手術室の…

  • 痛み、不眠、孤独……手術後1カ月以上にわたる闘…

    山師のがんファイター12回

    2025/10/26 中村繁夫

    大腸がんと肝臓がん、二つの病巣を同時に摘出する外科手術は、実に11時間に及んだ。執刀医をはじめ、麻酔科、看護師、リハビリスタッフ、すべての医療チームが総力を挙げた長い戦いであった。だが、実のところ真の闘いは手術台の上では終わらなかった。む…

  • 【がんファイターの覚醒】ICUから‶生還〟した…

    山師のガンファイター第11回

    2025/10/18 中村繁夫

    9クール、すなわち27週間にわたる抗がん剤治療に挑む決断を下した。吐き気、倦怠感、手足のしびれ。容赦のない副作用と向き合う日々であった。だが、奇跡は起こった。CT画像の中で、がん細胞は確かに縮小していたのである。しかし、その喜びも束の間、…

  • 日本のハイテク産業再生に向けた戦略と、「山師の…

    2025/09/01 中村繁夫

    日本のハイテク産業、特にレアメタル・資源開発の観点から、凋落の要因と今後の課題を分析し、巨額投資を梃子に「失われた30年」からの脱却を図るための方策を探る。また、歴史という大地を深く掘り下げれば、現代の世界を動かす法則が見えてくる。198…

  • 技術交流が紡ぐ日中の未来、技術立国日本の誇りと…

    2025/07/24 中村繁夫

    日本は1970年代から80年代にかけて、技術立国としての地位を確立した国である。その時期、日本は世界に対して卓越した技術力を示し、多くの分野でリーダーシップを発揮してきた。しかし、ある時期からその経済成長は停滞し始めた。それには筆者自身の…

  • 【観光都市・京都はどうあるべきか?改革私案を示…

    2025/07/13 中村繁夫

    私は京都で生まれ育ち、18歳で東京に出て、65歳で再び故郷に戻ってきた。長い年月を経て戻ってきたこの街は、私の記憶にある雅やかで風格ある古都の面影をほとんど残していなかった。代わりに目の前にあったのは、キャパシティー以上の観光客に溢れ、文…

  • 〈驚異の数値〉「がん王国」日本で死亡率が激減!…

    2025/07/05 中村繁夫

    先日、筆者の前職のOB会に参加する機会があった。平均年齢約75歳の後期高齢者が集まる中、驚くべきことに、参加者の約半数ががん経験者であり、かつ5年以上生存していた。彼らの間で交わされる会話は、もはやがんを「慢性疾患」と捉えるかのようなもの…

  • 【がんは、僕の人生を編集しに来た編集者だった】…

    山師のガンファイター第10回

    2025/06/05 中村繁夫

    がんは、僕の人生を編集しに来た編集者だった。若い頃はがむしゃらに世界を駆け、働き、中年期は地位や成果を追い、老年期にさしかかって、「さて、この人生、どうまとめるか」と迷っていたときに、がんという赤ペンがやってきた。がんは問いかける。「この…

  • がんの完治は困難でも決して「敗北」ではない!自…

    山師のガンファイター第9回

    2025/05/24 中村繁夫

    京都・妙心寺の塔頭、長慶院の小坂興道師を訪ねたのは、そんな混乱と絶望の淵に立たされた直後のことだった。師の静謐な佇まいを前に、私は藁にも縋る思いで、心の奥底に渦巻く疑問を率直にぶつけた。小坂師は、私の焦燥を映すように、深く静かに目を閉じ、…

  • 【詐欺的がん治療5選】ステージ4のがん患者にな…

    山師のガンファイター第8回

    2025/05/10 中村繁夫

    「先生、ほかにもっと効く治療はありませんか?」抗がん剤の副作用でフラフラになっていたある日、ふと心の奥から湧き出した声だった。頭では「保険診療こそが一番確実」と分かっていても、現実の身体は別の言葉を吐きたがる。背中の痛み、手足のしびれ、食…

  • ウクライナと米国「鉱物資源の合意文書」の持つ意味

    2025/05/04 中村繁夫

    ウクライナと米国は、4月30日にウクライナ国内の鉱物資源開発を共同で行う経済連携協定に署名した。この協定は、ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナの停戦にどのように影響するかについて考察したい。

  • 【大腸がん】ステージ4との共存か、徹底抗戦か?…

    山師のガンファイター第7回

    2025/04/30 中村繁夫

    大腸がんの治療は、肉体的だけでなく精神的にも大きな試練を伴うものである。特に治療が進むにつれ、身体に刻まれる副作用や日常生活への影響は計り知れない。しかし、私にとってこの戦いの中で特に重要なのは、心の筋肉を強化することだと気づいた。心の筋…

  • 今こそ尖閣列島での日米資源開発合弁の選択を!】…

    F35、次世代戦闘機F47にも影響

    2025/04/26 中村繁夫

    4月24日、ドナルド・トランプ米大統領は深海鉱業振興を目的とした大統領令に署名した。この署名は非公開で行われたが、その背景には明確な戦略的意図がある。すなわち、中国によるレアメタル、とりわけレアアース7種(ディスプロシウム、テルビウム、ネ…

  • 【がんステージⅣを乗り越えた友人たちに共通する…

    山師のガンファイター第6回

    2025/04/19 中村繁夫

    僕が観察したところ、ステージⅣから生還した友人たちにはいくつかの特徴があった。まず、彼らはストレスを乗り越えられる「鈍感力」を持っている。最悪の死の宣告を受けたとき、彼らは真剣に悩むのはたったの3日間だけで、その後は日常のライフワークに戻…

  • 【家族は第2のがん患者】死ぬまで寛解はないステ…

    山師のガンファイター第5回

    2025/04/15 中村繁夫

    僕がステージ4の大腸がんと診断された瞬間、まるで天から突きつけられた挑戦状のような出来事だった。あの瞬間の衝撃は、まさにロシアンルーレットの引き金を自ら引いたかのような感覚で、言葉にならない恐怖が押し寄せてきた。しかし、そこで立ち止まるわ…

  • 【レアアース】日本の海洋資源開発とウクライナ鉱…

    2025/04/10 中村繁夫

    日本は世界第6位の領海・排他的経済水域(EEZ)を持つ国で、この海域には鉱物資源が存在しているとされる。これらの海洋鉱物資源には、海底熱水鉱床、コバルトリッチクラスト、マンガン団塊、レアアース泥などがあり、それぞれに含まれる金属や存在する…

  • レアメタル貧国・日本の大復活劇の始まりか?レア…

    2025/03/28 中村繁夫

    いよいよ始まる大阪・関西万博のバスターミナルでは250m超の曲面構造に設置された、ペロブスカイト太陽電池(PSC)が入場者を迎えてくれる。  僕の商社マン時代にはペロブスカイト構造のチタン酸バリウムを取引していたので懐かしい名称だ。

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    それは2009(平成21)年のこと。東京都足立区千住、一軒の旧家で、琳派の作品が確認されました。この出来事が呼び水となり、足立区で文化遺産調査が始まりました。すると、千住を中心に、琳派の作品が50点ほど発見され、日本美術史の界隈でも、大き…
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