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著者紹介

中村繁夫 (なかむら・しげお)
 智探庵代表

1947年生まれ。レアメタル専門商社・アドバンスト マテリアル ジャパン(AMJ)社長などを歴任し、現在、智探庵代表。新著に『レアメタルハンター・中村繁夫のあなたの仕事を成功に導く「山師の兵法AtoZ」』(ウェッジ)。


著書
レアメタルハンター・中村繁夫のあなたの仕事を成功に導く「山師の兵法A to Z」
レアメタル・パニック
放浪ニートが、340億社長になった!
レアメタル超入門
2次会は出るな!
レアメタル資源争奪戦―ハイテク日本の生命線を守れ!
  • 硝煙の匂いと静かな鼓動 ―― 最後の腫瘍切除へ…

    山師のガンファイター 第24回

    2026/03/07 中村繁夫

    明日、俺は再び手術台に上がる。右肺に残った最後の腫瘍を切除する日だ。大腸を20センチ切り取り、肝臓に散った九つの腫瘍を叩き潰し、左肺の病巣を削ぎ落としてきた。振り返れば、ちょうど1年間のがん戦争だった。普通の人間なら、途中で音を上げても不…

  • 絶望の淵から戻ってきた男が、最後に立ち向かった…

    山師のガンファイター 第23回

    2026/03/03 中村繁夫

    大腸を20センチ切り捨て、肝臓に巣食った9つの腫瘍を殲滅し、左肺の病巣をも削ぎ落とした。満身創痍。私の身体は、地図から消された激戦地のような様相を呈している。残る標的は右肺の一部のみ。ここを突破すれば「完全勝利」の凱歌が上がるはずだった。

  • 4回のがん手術を越えて、最後の肺へ…断食道場再…

    2026/02/17 中村繁夫

    ステージ4は「一度の手術」では終わらなかった。ステージ4という診断は、単なる医学用語ではない。それは私の人生に突きつけられた「長期戦」の戦況報告であった。私の闘いは、一度の大手術で終わらなかった。実態は、4回の手術を連続してくぐり抜ける長…

  • 眠れる者が、最後に勝つ!「睡眠は時くすり」山師…

    ウエッジの山師のガンファイター21回

    2026/02/07 中村繁夫

    最も地味で、最も強力な武器が睡眠である。京都では昔から、病気も失恋も「まず寝なさい」と言われてきた。眠れば心も体も少し整う。理由は分からなくても、経験的に皆が知っていた。今になって思えば、これは科学以前の叡智だったのだろう。睡眠は、まさに…

  • 大腸がんから肺への転移…簡単に逝かない男の、笑…

    山師のガンファイター 第20回 

    2026/01/31 中村繁夫

    今年の正月が明けて間もない1月22日、私は再び病院のベッドに戻ってきた。大腸がんから肺への転移。その手術のためである。もっとも、今回はわずか5日間の入院で済んだ。左肺の転移腫瘍は1カ所のみ。名医の手際は見事で、傷口の治りも申し分ない。

  • 「ステージ4大腸がんからの再戦、それは私にとっ…

    山師のがんファイター第19回

    2026/01/18 中村繁夫

    大腸ガンの肺への転移と再手術の告知を受けて、私は深い静寂の中に立っている。身体は過去の大手術の傷跡を留めながら、新たな挑戦へ向かう準備をしている。心は未だに嵐を抱えている。ステージ4大腸がんからの再戦、それは私にとって、闘いというより、永…

  • トランプの行動は「暴走」ではなく「脱中国」で一…

    2026/01/10 中村繁夫

    ドナルド・トランプ率いるアメリカ軍によるベネズエラへの事実上の軍事介入。この半世紀、レアメタル・レアアースという「見えない資源」を追い求め、泥にまみれた鉱山の現場から精錬所の暗い熱気、そして不透明な国家間交渉の裏側までを見届けてきた私の目…

  • 【2026年を南鳥島レアアース開発の元年に】深…

    2025/12/30 中村繁夫

    かつて、日本の深海資源開発は「夢物語」と揶揄された。水深5000メートルを超える深海底から、1キログラムあたり数百円から数千円の「泥」を汲み上げるなど、経済合理性の欠片もないと考えられていたからだ。私自身、十年ほど前までは、その技術的障壁…

  • 肺への転移「最後の癌手術をしましょう」主治医の…

    山師のがんファイター 第18回

    2025/12/28 中村繁夫

    退院から1カ月。2カ月に及ぶ闘病を終え、ようやく日常の輪郭が戻りつつある時期であった。体調は安定し、食欲もある。夜も眠れる。朝夕の散歩は6000歩を超え、リハビリとしては申し分ない回復ぶりであった。だが、その「戻りかけた日常」は、きわめて…

  • 〈山師からの警告〉2026年「レアメタル狂乱」…

    現場で見た「供給崩壊」と「国家の焦り」

    2025/12/19 中村繁夫

    私の手元にある「山師の手帳」――現場の肌感覚と過去数十年の相場サイクル、そして冷徹な地政学の分析を書き溜めたノートを見返すと、一つの恐るべき未来図が浮かび上がる。2026年は、レアメタル相場が長い眠りから目覚め、牙をむく年になるだろう。

  • がん闘病生活で私が病院で行ったある生き残りゲー…

    山師のガンファイター 第17回

    2025/11/30 中村繁夫

    がん闘病というと、「命がけ」「壮絶」「不屈の闘志」といった言葉が並ぶ。確かにその通りなのだが、57日間入院してみて思ったのは、もう少し違う表現も必要だということだ。たとえば、「退屈との戦い」「ヒマとの全面戦争」「病院食との知恵比べ」。そし…

  • 大腸がん手術の退院後に見えた「老後の夫婦」が仲…

    山師のガンファイター特別寄稿 第16回

    2025/11/23 中村繁夫

    私が入院生活を通じて得た“老後の夫婦が仲良く生きるための七つの知恵”を記したい。どれも小さな気づきではあるが、老後の暮らしを豊かに支える知恵となるはずである。

  • 56日間の入院生活で感じた病の意味と孤独を生き…

    山師のガンファイター 第15回

    2025/11/16 中村繁夫

    病室という空間は、静かであるほどに人を追い詰める。昼と夜の境目が曖昧になり、同じ天井を見上げながら日々が流れていく。入院生活が長くなるほど、身体よりも先に心が疲弊していくのを感じた。

  • 【53日間の入院生活】医師が惚れる患者力、 病…

    山師のガンファイター第14回

    2025/11/08 中村繁夫

  • 稲盛和夫氏、瀬戸内寂聴氏、高須克弥氏に共通する…

    山師のがんファイター14回

    2025/11/01 中村繁夫

    がんを宣告されて得度(とくど)を選ぶ著名人が少なくない。京セラの創業者である故・稲盛和夫氏、作家で僧侶の故・瀬戸内寂聴氏、美容外科医の高須克弥氏、そして元演歌歌手の香田晋氏。それぞれ立場も歩んだ人生も全く異なるが、彼らには共通する一点があ…

  • ステージ4でも諦めない!人間には「治る力」が宿…

    山師のがんファイター13回

    2025/10/29 中村繁夫

    私の大腸がん手術は、私の体力を考慮すると、リスクを懸けた戦いであった。ステージ4、すなわち遠隔転移を伴う末期がんである。原発は大腸、転移は肝臓しかも9カ所──主治医は慎重に言葉を選びながら、「11時間に及ぶ大手術になる」と告げた。手術室の…

  • 痛み、不眠、孤独……手術後1カ月以上にわたる闘…

    山師のがんファイター12回

    2025/10/26 中村繁夫

    大腸がんと肝臓がん、二つの病巣を同時に摘出する外科手術は、実に11時間に及んだ。執刀医をはじめ、麻酔科、看護師、リハビリスタッフ、すべての医療チームが総力を挙げた長い戦いであった。だが、実のところ真の闘いは手術台の上では終わらなかった。む…

  • 【がんファイターの覚醒】ICUから‶生還〟した…

    山師のガンファイター第11回

    2025/10/18 中村繁夫

    9クール、すなわち27週間にわたる抗がん剤治療に挑む決断を下した。吐き気、倦怠感、手足のしびれ。容赦のない副作用と向き合う日々であった。だが、奇跡は起こった。CT画像の中で、がん細胞は確かに縮小していたのである。しかし、その喜びも束の間、…

  • 日本のハイテク産業再生に向けた戦略と、「山師の…

    2025/09/01 中村繁夫

    日本のハイテク産業、特にレアメタル・資源開発の観点から、凋落の要因と今後の課題を分析し、巨額投資を梃子に「失われた30年」からの脱却を図るための方策を探る。また、歴史という大地を深く掘り下げれば、現代の世界を動かす法則が見えてくる。198…

  • 技術交流が紡ぐ日中の未来、技術立国日本の誇りと…

    2025/07/24 中村繁夫

    日本は1970年代から80年代にかけて、技術立国としての地位を確立した国である。その時期、日本は世界に対して卓越した技術力を示し、多くの分野でリーダーシップを発揮してきた。しかし、ある時期からその経済成長は停滞し始めた。それには筆者自身の…

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