2025年12月17日(水)

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著者紹介

中村繁夫 (なかむら・しげお)
 智探庵代表

1947年生まれ。レアメタル専門商社・アドバンスト マテリアル ジャパン(AMJ)社長などを歴任し、現在、智探庵代表。新著に『レアメタルハンター・中村繁夫のあなたの仕事を成功に導く「山師の兵法AtoZ」』(ウェッジ)。


著書
レアメタルハンター・中村繁夫のあなたの仕事を成功に導く「山師の兵法A to Z」
レアメタル・パニック
放浪ニートが、340億社長になった!
レアメタル超入門
2次会は出るな!
レアメタル資源争奪戦―ハイテク日本の生命線を守れ!
  • 【レアアース】日本の海洋資源開発とウクライナ鉱…

    2025/04/10 中村繁夫

    日本は世界第6位の領海・排他的経済水域(EEZ)を持つ国で、この海域には鉱物資源が存在しているとされる。これらの海洋鉱物資源には、海底熱水鉱床、コバルトリッチクラスト、マンガン団塊、レアアース泥などがあり、それぞれに含まれる金属や存在する…

  • レアメタル貧国・日本の大復活劇の始まりか?レア…

    2025/03/28 中村繁夫

    いよいよ始まる大阪・関西万博のバスターミナルでは250m超の曲面構造に設置された、ペロブスカイト太陽電池(PSC)が入場者を迎えてくれる。  僕の商社マン時代にはペロブスカイト構造のチタン酸バリウムを取引していたので懐かしい名称だ。

  • 便秘に下痢に、吐き気や嘔吐…抗がん剤の副作用地…

    山師の癌ファイター(4)

    2025/03/26 中村繁夫

    抗がん剤治療を始めたとき、私はゼロックス(XELOX)療法とアバスチン(Bevacizumab)の組み合わせによる治療に臨み、初めての点滴を受けた。点滴は3時間かかり、その間は正直おっかなびっくりであった。一般保険診療であるから安心してい…

  • 【ステージ4の大腸がん】戦う仲間たちの声を聞く

    山師のがんファイター(3)

    2025/03/15 中村繁夫

    癌のステージ4という厳しい診断は、多くの人に絶望感をもたらす。しかし、数少ない生還者たちはその逆境を乗り越え、希望の象徴となっている。彼らの物語は、単なるサバイバーの話ではなく、多くの人生の教訓を含んでいる。今回は、Sさん、Tさん、Yさん…

  • 【名医を探せ!命を託すのは誰だ?】がんの恐怖に…

    山師のがんファイター(2)

    2025/03/08 中村繁夫

    がんという言葉は、多くの人に恐怖と不安をもたらす。日本ではがんが死因の第1位で、日々多くの人々がこの病に苦しんでいる。医療技術は進歩しているものの、この現状を無視することはできない。

  • 〈解説〉ウクライナと米国の鉱物資源協定は世界に…

    2025/03/04 中村繁夫

    ウクライナと米国の間で進められている鉱物資源協定は、地政学的な戦略や経済的利益の観点から非常に重要な意味を持っている。しかし、この協定にはさまざまな問題点が存在し、それを解決するための前向きなアプローチが求められている。ここでは、私の経験…

  • 【最後の戦場】まさかのステージ4宣告 「がんフ…

    2025/02/21 中村繁夫

    銃弾が飛び交う紛争地でも、資源を求めて砂漠を越え、密林を進んでいた。欲望と生存本能が交錯する世界の中で、僕も生き抜いてきた。だが、今回は異なる。僕が戦う相手は、どんな商売敵よりも狡猾で、どんな山師よりもしぶとい。「がん」──それも、大腸が…

  • 【最もレアなレアメタルとは?】バッテリー戦争か…

    2025/02/19 中村繁夫

    バッテリーにとってレアメタルの位置付けは極めて重要である。バッテリーにおけるレアメタルの役割は、エネルギーの蓄積と供給において不可欠なものであり、特にリチウム、コバルト、ニッケルの3つは、リチウムイオンバッテリーの性能を左右する主要な成分…

  • 中国のレアメタルショック再び!タングステンなど…

    2025/02/12 中村繁夫

    「中国がレアメタル資源確保を外交利用する根本的理由は何か?」「なぜ中国はレアメタル資源にこだわり続けるのか?」。こういった疑問が筆者の元に寄せられている。それに答えるために、以下に私の考えを述べる。

  • 世界を見よ!「ノマド」的働き方はすでにはじまっ…

    2022/11/11 中村繁夫

    キーワードは、「ポストアジア」そして「IT人材」だ。キルギスと日本の時差はたった3時間しかない。アジアといえば、中韓台、として東南アジア各国を思い浮かべるが、そこは中韓台勢、そして日本企業同士で、人材獲得、市場拡大競争がすさまじい。そこで…

  • 「ニッポンを安売りするな!」京都老舗旅館に学ぶ…

    2022/10/30 中村繁夫

    3つの老舗旅館に1泊づつの宿泊してみた。いずれも100年を超す超老舗だ。私は純粋な京都生まれの京都人で京都に実家があるからわざわざき京都の老舗旅館に泊まるという発想はなかった。

  • SF発「スタートアップワールドカップ」で山師が…

    2022/10/16 中村繁夫

    スタートアップワールドカップとは、70以上の国と地域で予選が開催され、世界のスタートアップエコシステムの構築と起業家精神の育成を目的として設立された世界最大級のピッチコンテストである。その世界決勝戦が、サンフランシスコのマリオット・マーキ…

  • 新型コロナが日本の劣化を助長した理由

    新型コロナと既得権益の暗闇~異端のススメ~

    2022/09/10 中村繁夫

    何を決定するのも風見鶏体質だから保身が優先されるのがもどかしい。非合理的な判断からくる経済的損失や多大なる無駄を決められたこととして疑問視する人はいないのである。普通に考えれば当たり前のことが日本という国では判断しない方が賢いとされている…

  • 異質の協力が日本を再生させる、山師にとっての異…

    2022/09/02 中村繁夫

    当初新会社を始めるときの社員数はわずか10人だった。そんな零細企業が驚くことに大躍進をした。 その秘密が「異質の協力」であり「異端の薦め」である。

  • 「探検」精神を失った日本、このままでは資源争奪…

    2022/08/14 中村繁夫

    日本は資源開発にしても外交にしても政治にしても経済開発にしても全てのことに探検精神が失われて久しい。だからこの20年はどのような問題についても、何となく日本が世界に遅れをとっている印象が強い、と私は思っている。

  • 日本人コロナ難民が足止めされているシンガポール

    中央アジア紀行から、コロナ戦記へ

    2022/08/02 中村繁夫

    今回は中央アジア紀行を終えて立ち寄ったシンガポールでのコロナ体験記だ。シンガポールでは帰国できないコロナ難民が数百人も日本大使館に並んでいた。海外に出張や観光旅行に出た日本人も同じように海外でコロナに罹患して帰国ができない話をよく耳にして…

  • 呉越同舟の中央アジア、日本にこそチャンスあり!

    2022/07/30 中村繁夫

    中央アジア5カ国の市井の人々は、ウクライナ戦争に対してどのようなイメージを持っているのだろうか。マクロで言えば、ロシアとウクライナの兄弟喧嘩であり、米露の代理戦争としてウクライナが表立っているという見方をしている人が多い。

  • プーチンの失態を利用したカザフの天才外交官

    2022/07/21 中村繁夫

    今回は中央アジア諸国に1カ月かけて資源の調査に行った。今や中央アジアではカザフスタン、キルギスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、そしてトルクメニスタン(以下、カザフ、キルギス、ウズベク、タジク、トルクメンと記す)の5カ国をひっくるめて中…

  • 芸術とビジネス、山師にとってのウクライナの思い出

    2022/05/01 中村繁夫

    最近は毎日のようにウクライナ戦争の報道がまるで砲弾のようにお茶の間に流れてくる。筆者にとっては、ウクライナの思い出は美しくて懐かしい思い出なのに殘念ながら戦場の映像は自分の良き思い出を消し去るような悲しい報道ばかりである。

  • 戦禍のどさくさに中国が起こした幻のニッケル事件

    2022/04/18 中村繁夫

    今回は、中国の最大手のニッケルメーカーの大損失取引について書いてみたい。名付けて「幻のニッケル事件」だ。ウクライナ戦争の開戦前、中国のステンレス鉄鋼大手の青山集団が、世界市場の秩序を無視して、15万〜20万トンのニッケルで、「ショートポジ…

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    埼玉県八潮市で起きた道路陥没事故から間もなく1年。各地で下水道の老朽化が問題になっている。しかし、都市と地方では下水道が整備された年代は異なっており、老朽化に悩む自治体もあれば、縮退を決めた自治体もあるなど、問題は様々だ。下水道をはじめと…
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    底冷えの京の冬。空気のつめたさはひときわながらこの地の魅力が冴えるのはしんしんと街が静まる冬場こそ、と旅慣れた人は、この時季を選んで京都を訪れるとも言われます。とはいえ、寒いものは寒い。そこで、かつて文人が、名優が、常宿を決めてゆるりと逗…
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