著者紹介

知財の視点から考える 「ブランド」の使い方

ブランドを知財そのものとして把握することにより、自社の個性が何であるかをはっきりと認識できることになる。

情報漏えい大国・日本の打つ手

企業からの情報流出をどのように防ぐか。守り方について参考になる資料は米国にたくさんある。

隙だらけの日本企業 情報漏えい許さぬ具体的戦術

自社の情報が流出しないようにしっかりと防衛することはビジネスの基本である。日本企業は盗みにくる相手に対していささかガードが甘い。

日本より高い米中の訴訟和解率

中国やアメリカなど世界で知財訴訟が多いのは、当事者の事前交渉ネットワークがないため、まず訴えてから交渉するのが普通だからである。

知財が救う世界の環境

環境技術は1社や1国だけのためのものとケチに考えてはいけない。世界中で環境技術ライセンスが活発になるのは歓迎すべきことである。

旧ソ連圏への特許出願は時期尚早

ロシアでさえDVDの95％が海賊版

1件の権利を1つの国でもつための投資額は数百万円。出願するにはそれに見合う効果が あげられるかどうかという判断になる。

経営者が知るべき 本田宗一郎の知財の使い方

それぞれのビジネスにおいて知財の効果的な使い方はどのようなものかということを、経営者は知っておくべきである。

中国の模倣品が恐れる意外な存在

模倣品は中国の港で船に積まれて世界中に輸出される。その拡散を止めるためには、「玄関口」を押さえるのがポイントだ。

研究開発で外貨を稼ぐ術

日本企業が得意な研究開発の成果を使って、確実に外貨を稼ぐためにはどうすればいいか。キーは知財というツールを使いこなせるかどうかだ。

被害推計、年間8兆円超！ 金儲け連中・パテン…

金融出身者たちが自分で発明せずに第三者から特許を買い取り、組織的に特許裁判を起こす―。彼らはパテントトロールと呼ばれる。

背伸びする新興国企業 知財侵害の代償

新興国の企業が相手の交渉は、先進国の場合とはかなり異なる。絶対折れることの許されない相手に対して、日本はどう対応するべきか。

権利侵害の直接交渉 兵法は「敵を知る」

知財での外国企業との交渉において、勉強量が豊富で判断レベルが高い日本企業は比較的有利なことが多い。問題は「優しくしすぎる」点である。

中国封じ込めた世界同時訴訟

いい商品ほど世界中で流通する。輸出によって各国にばらまかれた商品の類似品や模倣品による知財の侵害問題にどのように対処するのが有効か。

アフリカで実践した特許権なしで勝つ方法

ある国に知財権をもっていてそこで権利行使したとしても、知財権のない隣の国に商品を持って行かれると楽々と逃げられてしまう。その対策は…

未知なるアフリカでの知財をめぐる戦い

途上国の知財制度は表面上きれいに整備されている場合が多く、文献で制度を調べるだけでは不十分だ。アフリカでの知財権利行使の戦い方は…

賄賂がはびこる国での知財裁判の戦い方

数年前、中米の国で原告として知財裁判を行った。この地域の「賄賂」という手法の存在に対して、日本企業はどう戦うべきか。

知財裁判 常識通じぬ中国で得た教訓

日本企業が将来に備えなければいけないのは、裁判を多く経験しスキルアップをはかることである。中国のある地方企業との知財裁判の結末は…

中国での裁判で逆転勝訴 知財には「実践」が必要

戦術をうまく使うには、情報収集、分析の徹底と同時に“経験”がものをいう。ホンダに入社して少したった頃、ある会議で経験した戦術とは…

サムスンとアップルの知財裁判から 日本が学ぶ新…

新興勢力は権利行使されない知財は黙って使っている。一方、お行儀が良い日本は、大量の特許出願を繰り返しながら申し入れを待っているが…

世界一知財訴訟を仕掛けた ホンダの元知財部長が…

知財は企業間競争で使用が許される直接的な武器である。知財戦略を攻略することで、日本企業の進むべき道のヒントが見つかる。