福田美術館オープン――嵯峨嵐山で珠玉の日本美術を楽しむ

　京都屈指の観光地、嵯峨嵐山。この地のシンボルである渡月橋からほど近い場所に、”100年続く美術館“をコンセプトに掲げる私設美術館「福田美術館」が10月1日（火）にオープンする。江戸時代から近代にかけての主要な日本画家の作品約1500点を所蔵。注目は琳派、円山四条派から京都画壇に至るまでの豪華なラインナップだ。円山応挙、与謝蕪村、伊藤若冲ら江戸時代の絵師たちの作品をはじめ、横山大観、上村松園、竹内栖鳳（せいほう）などの近代の名画、さらに国内有数の竹久夢二コレクションも有する。

　オープンから2020年1月13日（月・祝）にかけて開館記念展を予定。狩野探幽の「雲龍図」など本邦初公開作品を含む約80点の作品を展示する。

　館内には渡月橋を一望できるカフェも併設されているので、鑑賞後はほっと一息ついてゆったりとした時を満喫したい。

_{＊情報は2019年8月現在のものです。料金・時間・休館日などの詳細は、お出かけの際、現地にお確かめください}

　　
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◆「ひととき」2019年10月号より