2024年7月16日(火)

ひととき特集

2013年8月20日

後鎮祭。川原祓所での修祓のようす

[内宮]10月1日午前8時[外宮]同4日午前8時
後鎮祭(ごちんさい)

大宮地に坐す神さまをまつる儀式。鎮地祭にならって川原祓所(かわらはらいじょ)で修祓(しゅばつ。おはらいのこと)を行ったのち、新正殿につがいの白い鶏などの神饌を供えます。その後、新宮が永遠に堅固であることを祈り、新正殿の御床下に天平瓮(あめのひらか)を奉安します。

[内宮]10月1日午前10時[外宮]同4日午前10時
御装束神宝読合(おんしょうぞくしんぽうとくごう)

御装束神宝の数々を大御神(おおみかみ)に進納するにあたり、祭主と神職が新宮の「四丈殿(よじょうでん)」と呼ばれる殿舎で、式目と照合します。御装束とは社殿を飾り立てるものを意味し、大御神のお召し物やそれに関連する服飾品、奉遷具(ほうせんぐ)も含まれます。また神宝とは殿内に奉安(ほうあん)する紡績具(ぼうせきぐ)や武具、楽器などの調度品のことです。どちらも遷宮ごとに古式通り新調されます。

[内宮]10月1日午後4時[外宮]同4日午後4時
川原大祓(かわらおおはらい)

遷御に資する祭器具をはじめ御装束神宝、また遷宮装束を身にまとったすべての奉仕員を川原祓所で祓い清めます。その後、遷御の路程に用いられる御物(ぎょぶつ)は本宮へ、その他の御物は新宮へと運びこまれます。

[内宮]10月2日正午[外宮]同5日正午
御飾(おかざり)
新調された御装束で新宮を装飾します。本宮で遷御の準備を整えた後、新宮を奉飾します。

(内宮・外宮ともに、遷御当日の午後1時から終日、参拝停止となります)

[内宮]10月2日午後8時[外宮]同5日午後8時
遷御

8年におよぶ遷宮の中核をなす「重儀(じゅうぎ)」です。浄闇(じょうあん)とよばれる深い闇の中、大宮司(だいぐうじ)、少宮司(しょうぐうじ)、禰宜(ねぎ)に奉戴(ほうたい)されて本殿から出御(しゅつぎょ)された大御神を中心に、御装束神宝を手にした100名以上の奉仕員の列が組まれます。絹垣(きんがい。絹布でつくられたとばり)に囲まれた大御神を中心にした御列(ぎょれつ)は、幽遠なる神楽歌の調べの中を新宮へ粛々と渡御(とぎょ)、やがて大御神が新殿へと入御(じゅぎょ)されます。天皇陛下には遷御に際して勅使を派遣され、また出御の時刻には宮中の神嘉殿(しんかでん)の前庭からはるかに伊勢の方を御拝(ごはい)されます。


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