2024年12月22日(日)

研究者と管理栄養士が考えた「最強の食事戦略」

2024年12月22日

 ちまたには、健康づくりやダイエットに関する情報が氾濫しています。たとえば、特定の食材や食品であったり、健康食品やサプリメントに出会ったりします。これらは流行を繰り返してきましたが、それらで「真に健康になった人」は果たしているのでしょうか。
 筆者のひとり(堀口)は、たまたま両足を骨折して入院生活を送った3カ月間、栄養のバランスとエネルギー量(カロリー)が管理された食事をとり、3食しっかり食べていたにもかかわらず自然と体重が減りました。この食事を普段の食生活で再現しようと、管理栄養士(平川)に相談したことから、この「食事戦略」が生み出されました。本コラムではその考え方や実践法を紹介していきます。
*本記事は『最強の食事戦略』(著;堀口逸子・平川あずさ、監修:津金昌一郎、発行;ウェッジ)をもとに執筆されたものです。記事の内容と連動する書籍の該当箇所を最後に<参考>として紹介します。

ラーメンを食べるとき「1日の食事」で考える

 ある日の昼休み、外へでてみると、職場近くのラーメン屋さんはどこも行列ができています。ラーメンは気軽に食べられて人気で、現在は●●系、▲▲系など、流派がさまざまあり、500円程度の価格だった頃ははるか遠い彼方、1000円を超えているお店が主流でしょうか。

 ビジネスパーソンの中には「大きなチャーシューに濃厚なスープだけど、ここに野菜を加えれば替え玉してもヘルシーに違いない!」と免罪符的に野菜(ねぎ、もやし、きくらげ、メンマなど)をトッピングしている人も少なくはないのではないでしょうか。確かに野菜がゼロよりは栄養バランスがよくなります。

ラーメンでも気をつけるのはやっぱり3つの食品群と量です 写真を拡大

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