2022年12月2日(金)

オトナの教養 週末の一冊

2013年9月14日

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本多カツヒロ (ほんだ・かつひろ)

ライター

1977年横浜生まれ。2009年よりフリーランスライターとして活動。政治、経済から社会問題まで幅広くカバーし、主に研究者や学者などのインタビュー記事を執筆。現在、日刊サイゾーなどに執筆中。ブログ:http://golazo-sala.cocolog-nifty.com/pinga/

――そうしたワクワクするモノづくりで世界を元気にする(エンタータインメントentertainment)というのが、現在、経営されている株式会社enmonoの「en」に込められていると。enmonoはどういった事業を行っているのでしょうか?

三木さん(左)と宇都宮さん(右)

宇都宮:事業としては教育、クラウドファンディングの2本柱で、教育はスクールがメインです。スクールでは本のタイトルにもなっている「マイクロモノづくり」を教えています。

 ちなみに、「en」には、他にも、人と人との「ご縁」でモノづくりをする会社、モノづくりで起業をする人たちの「エンジェル」になる、という意味も込めています。

――マイクロモノづくりとはなんでしょうか?

三木:大量生産、大量消費という時代が戦後日本を支えてきました。それは非常にわかりやすいニーズがあったから可能だったわけです。

 たとえば、手で洗濯物を洗っていたところに、それなりの価格で洗濯機が登場し、何十万台と売れた。でも今は、洗濯機を出しても、みんな洗濯機をすでに持っているし、よっぽど変わった機能がないと売れないですよね。このような状況で、少量生産し、価格は高いかもしれないけど、いままでの世の中にないようなものを産み出して、それを使ってもらえる小さなマーケットを作り出す。これがマイクロモノづくりです。

 普通のニッチと違うのは、普通のニッチはすでに商品カテゴリーがあって、その中でちょっと変わったものをつくるけど、僕らはまったく違うもの、いままでに世の中になかったものを生み出すという考え方。たとえば、うちのクラウドファンディングサイト「zenmono(ゼンモノ)」(http://zenmono.jp/)でお金を集めたものに「バネブロック」(http://zenmono.jp/projects/4)があります。

宇都宮:これは通常のマーケティングでは商品化できなかったと思います。結局、中小企業が市場調査をしても大企業には勝てないので、プロダクトアウト的に、自分のオリジナリティがあるものをクラウドファンディングサイトに出してみて、反応があれば商売になると。

三木:クラウドファンディングに出せば、反応を見られるだけでなくお金も集まる、お客さんも集まります。

宇都宮:市場調査をお金を払ってやってもらうのではなくて、お金をもらって市場調査をしているようなもの。ですから感覚としては逆ですね。

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