2022年11月29日(火)

オトナの教養 週末の一冊

2013年9月14日

»著者プロフィール
著者
閉じる

本多カツヒロ (ほんだ・かつひろ)

ライター

1977年横浜生まれ。2009年よりフリーランスライターとして活動。政治、経済から社会問題まで幅広くカバーし、主に研究者や学者などのインタビュー記事を執筆。現在、日刊サイゾーなどに執筆中。ブログ:http://golazo-sala.cocolog-nifty.com/pinga/

――実際にスクール生は中小企業に現在も務めている人が多いのですか?

三木:僕らがアプローチしているのは、中小企業のオーナー、2代目、3代目です。最近増えてきているのは発明家とか、主婦で発明が好きな人とか、社会起業家とか、デザイナーとか。

宇都宮:講座を受講する人の中には早期退職の人、退職金をもらって次に何をしようという人が次のビジネスを考えているパターンもある。

――本書の中で大企業でも社内に小さなプロジェクトチームをつくってできるのではないかと書かれていますが、実際にそういうことをやっている企業はありますか?

三木:最近はメーカーも開発ユニットが5,6人の小規模でやる動きが出ているみたいです。それをクラウドファンディングで資金を獲得するまでには至っていません。

宇都宮:アメリカではありますけど、まだ日本ではないですね。

三木:いずれ出てくると思います。在庫のリスクが少なくて済むし、先に予約が入る。

――本書の中で、「ワクワク」の他に「脱・下請け」ということも強調されています。

宇都宮:やはり脱・下請けですよね。下請けは町工場だけではない。サラリーマンもそうだし、フリーランサーも下請け、デザイナーもそう。そこからいかに脱するか。

三木:自分がコントロールできるプロジェクトをつくって、ワクワクを人に伝え、価値を認めてもらう。そしてお金がまわると、自立につながるわけです。人に価値を伝えないで、自分だけワクワクしてもそれは趣味の世界ですから。自分が経営者にならない限り、ワクワクだけでは長続きしない。

 もともとは中小企業に自社商品開発をしましょうというところから始まりましたが、自社商品開発自体は脱・下請けではない。たとえば、デザイナーさんからかっこいいデザインを持ち込まれて、それを商品化したとしても、それはデザイナーさんの下請けをしているに過ぎないわけで、自分の考えを世に出してやっていこうということとは違う。自分の考えを世に出して、自社商品開発をして気がついてもらう。そこがマイクロモノづくりになるのかなと。

新着記事

»もっと見る