米捜査当局は15日、フロリダ州パームピーチ郡のゴルフ場でプレーしていたドナルド・トランプ前大統領を銃撃しようとした疑いで、男を拘束したと発表した。
捜査当局によると、共和党大統領候補の前大統領の近くで午後1時半（日本時間16日午前2時半)ごろ、茂みの間からライフル銃の銃身がのぞいているのを米大統領警備隊（シークレットサービス）が発見し、男に向かって発砲した。
米連邦捜査局（FBI）はトランプ候補に対する「暗殺未遂とみられる」としている。
現場近くでは複数のパトカーが道路を封鎖し、車両を迂回（うかい）させているのが目撃された。
パームビーチ郡のリック・ブラッドショー保安官は記者会見で、発生後すぐにシークレットサービスから連絡を受け、すぐさま現場周辺を封鎖したと説明した。
目撃者から容疑者の車やナンバープレートの情報提供を受け、男の車を発見したという。
また、ゴルフ場では1ホールずつトランプ候補の前を移動するシークレットサービスの警備担当がおり、その警備担当が「フェンスからのぞくライフルの銃身に気づき、ただちにその人物に立ち向かったところ、その人物が逃走した」と述べた。
トランプ候補は「安全で無事だ」と支持者へのメールで書いた。
